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好きなフェラーリ


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001 2014/02/11(火) 09:24:53 ID:SS1TZ2kiR6
おいドンはテスタロッタ

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※省略されてます すべて表示...
120 2014/03/15(土) 22:58:41 ID:8rvXuiAe1E
拾い画像で遊んでいる身分で言えた義理ではないが、
Dino 246 GTでこんなスタイリッシュな画像があったらエエのになあと思う俺であった。

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121 2014/03/16(日) 15:12:14 ID:q8R5tB1Zg6
Mondial 3.2 Cabriolet

モンディアルは大きく3期のタイプに分かれるが、>>56は308GTB(>>42)の4シーター的位置付けで同3Lエンジンの初期型(モンディアル8)で、
本車は中期型(モンディアル3.2)で328GTB(>>99)と同じ3.2LE/Gに換装されている。
外観もバンパーがボディと同色になり顔も328(ていうかテスタロッサ)と同様のデザインが与えられた。

本車はオープンタイプのキャビンで、どういう区別なのかは知らないが“スパイダー”ではなく“カブリオレ”と言う名称。
モンディアルは他の2シーターに較べてキャビン部分が大きいのがデザイン上の弱点かと思うが、
オープンだとそれが気になりにくく、クローズドタイプより軽快で良さげな感じがするな。

因みに後期型(モンディアルT)は348tb(>>59)と同じ3.4Lになり、ボディサイドのエアインテイクが何故かカッコ悪い直角四角形に変更されている。
(空気吸入という純機能上の問題からそうなったのではと推測)

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122 2014/03/16(日) 17:24:40 ID:q8R5tB1Zg6
456 GT Venice(ヴェニス)

ブルネイ・ダルサラーム国のスルタンのためにピニンファリーナが特別に仕立てたワンオフで、3台作られたそうな。
リアビューはこんな感じ↓
http://bbs44.meiwasuisan.com/bin/img/car/13719628250037.jp...

オリジナル456GT(>>98)をデザインした時からこの仕様を考えていたんじゃなかろうかと思うほど、
どこから見ても破綻の無い完璧な仕上がりである。

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124 2014/03/16(日) 22:49:22 ID:q8R5tB1Zg6
既出車なり

レース中の事故で、片方の耳たぶが半分以上焼失するような重度の火傷を負っても現場復帰したラウダ(>>46)は確かに強くて凄かったが、
鬼気迫る彼より、朗らかで気さくなおじさんっていう印象(当時からおっさん臭かった)のNo,2のレガッツォーニが何気に好きだったな。

上記も含め以前にも言っているが、ホンダCMで身体に障害を負っても(車椅子状態でも)スポーツドライビングを楽しんでいる姿がとても嬉しかった。

それだけに、一般道の交通事故で他界されてしまった時は何とも残念で悲しかったな・・・。

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125 2014/03/17(月) 17:06:29 ID:aQHR4G4gEE
308 GTB Group 4

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126 2014/03/17(月) 20:06:45 ID:aQHR4G4gEE
F14 T

う〜ん・・・鼻が・・・

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127 2014/03/18(火) 13:33:26 ID:8NsUo9wAnA
SP12 EC

>>41,>>109に続く特別注文製作モデルで依頼主はスーパーギタリストのエリック・クラプトン。
彼が好きだった512BB(>>8、365GT4 BB>>66)のイメージを取り入れたデザインで、
ベース車両は458イタリアだそうな。
詳しくはこちら↓で
http://jp.autoblog.com/2012/05/26/ferrari-sp12-ec-off...

尚、記事で書かれている部分の他に、458とは異なるエンジンフードのオープニングラインや
その直前の縦長のスリットも512(365)BBデザインからの引用である。

個人的にクラプトンは好きなアーティスト(レコードアルバム持ってる)なのでちょっと感慨深いな。

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128 2014/03/19(水) 19:05:31 ID:j3bPOea20g
458 GTC

フェラーリのセミワークスチーム的存在であるAFコルセの458GTC。
348GTC以降の名称の「C」はCompetizioneの頭文字という事になったようだ。
画像は2012年のル・マン出場時のもので、この時はGTE-PROクラスで優勝している。

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129 2014/03/22(土) 00:57:25 ID:9CwRWTaVM.
850 Monza

50年代に活躍した>>55>>77などの4気筒レースカーの最終モデル。(本車は860cc×4→約3400cc)
その辺の簡単な解説↓
http://bbs44.meiwasuisan.com/bin/read/car/1367805344/34...

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130 2014/03/22(土) 13:11:05 ID:9CwRWTaVM.
F512 M

180度V型水平対向エンジンの集大成であり、Enzo(>>45)やLa Ferrari(>>72)などのスペチアーレを別にすると最後の通常ライン12気筒ミッドシップ車。(次代はFRの550マラネロ)
最高出力が先代512TR(>>26)の428psから440psに増強され、車重は60kg軽量化されている。

軽量化はリトラクタブルから固定式になったヘッドランプの恩恵も大きいが、見た目のデザイン的な完成度は今ひとつかと。
NSXの時も違和感があったが、リトラクタブルがオリジナルのデザインを小変更で固定式に変更するのは無理があるのだろう。
また、F355(>>20)には似合っている笑った口みたいなフロントグリルも、テスタロッサ(>>1や本画像隣)の基本が四角い造形とはあまり馴染んでいないな。
個人的には、12気筒MRフラッグシップの最後を飾ったにしてはちょっと寂しい印象があるモデルと思う。

関係無いが、手前から3番目のクルマは4.2LフォードV8ユニット(キャロルシェルビーのチューン)を積んだ英国('65年頃)のSunbeam Tiger(サンビーム・タイガー)である。

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131 2014/03/23(日) 02:04:06 ID:TAcBmUMjXg
Packard V-12 Sport Sedan

もちろん本車はフェラーリではないのだが、エンツォ・フェラーリがV12という形式にこだわった根源のエンジン搭載車。
それは第二次大戦中に米軍の高官が持ち込んだこのパッカードの12気筒車(厳密に本車型かは不明)に路上で遭遇し、
そのスムーズ極まりないエンジンの立ち居振る舞いに深い感銘を受けた事から始まったと言われている。

イタリアンスーパースポーツ代名詞のスタートが「アメ車の感動」だったというエピソードがちょっと面白い。

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132 2014/03/23(日) 03:11:28 ID:TAcBmUMjXg
Auto Avio Costruzioni 815

>>82で「最初に世に送り出した」と記したが、それはフェラーリブランドとしてであって、
厳密にはこちらのアウト・アヴィオ・コストゥルツォーニ815がエンツォの最初に作ったクルマ。

1939年、エンツォはセミワークスチームの運営を契約していたアルファロメオとの関係を清算しフリーとなる。
自社のノウハウを知り尽くす彼が独立したことで、たちまち強力なライバルになることを恐れたアルファロメオは
エンツォとの契約解消に際して「5年間は自身の名前を冠したコンストラクターでレースを戦うことは控えること」という特記条項を付けた。

独立したエンツォは特記条項に抵触しない方法を模索。アウト・アヴィオ・コストゥルツォーニという小型航空機用エンジンを製作する会社を設立し、
そこで生まれたクルマがこれ。カロッツェリア・トゥーリング製のボディで直列8気筒1.5リッター(815の由来)を搭載。
1940年にミッレミリアを走っている。(2台製作、両車完走ならず)

フェラーリの名前こそ付かないが記念すべき第一号車である。

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133 2014/03/23(日) 19:44:17 ID:TAcBmUMjXg
250 GT Europa(1954年)

サーキットで強いだけでなくそこへ向かうのにも最適というグランドトゥリズモの歴史を切り開き、
また、それまでで最大ヒットとなった250GTシリーズの初期モデル(第1世代)。
先に挙げた340〜375アメリカに対抗するように製作された欧州市場専用モデルで“エウローパ”と呼ばれた。
アメリカ向け4.5Lに対しこちらは3Lでフロントサスも前車の横置きリーフからダブルウィッシュボーンとコイルに改められる。
尚、この前に250Europaと言うモデルがあり、それはランブレディ設計のエンジンだったのだが、このモデル以降はコロンボ設計がベースとなっている。

後にホイールベースが200mm短い新シリーズが作られるようになるが、第1世代は便宜上“LWB”あるいはロングホイールベースと呼ばれるようになった。
>>44,>>48,>>71が新シリーズの“SWB”ショートホイールベース)

本車のボディデザインはピニンファリーナで製作はスカリエッティが担当。生産数は36台ほどだそうな。

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134 2014/03/23(日) 20:40:07 ID:TAcBmUMjXg
Ferrari 250 Testa Rossa

先に挙げた4気筒フェラーリ(>>55,>>77,>>129→850は誤で860モンツァ)を使うプライベートユーザーに、よりパワフルなマシンを提供すべく
1957年に開発されたマシンで翌58年シーズンに投入された。
開発当初から'58年に施行されるレギュレーション変更(排気量無制限→3L以下へ)をにらみ、また市販型を重要視していたことから
4気筒シリーズと同じDOHCではなく、当時信頼性が上がっていた上250GTのコロンボ系12気筒SOHCをベースに
6基のツインチョークキャブレターで大幅にチューンされたエンジンを搭載していた。
さらに、シャーシを実績あるある500TRCをベースにするなど全体に堅実な設計がなされていた。
(市販型19台、ワークス仕様15台)

画像は最初期のTR57(or58)年型と呼ばれるタイプで、スカリエッティによるデザイン、製作のボディなのだが、
'56年の860Monza(>>129)や290MMと見比べると、先祖帰りしてしまったかの様なフロントフェンダーが面白い。
ポンツーンフェンダーと呼ばれ、主にフロントドラムブレーキの冷却が狙いだった。
これは、'54年登場のジャガーDタイプが初の全輪ディスクブレーキを装備し当時最強ともされていたことから
ブレーキ性能向上が急務だったからだと思われる。

尚、このTR57年型は500TRCと異なり、赤くペイントされたのはバルブカバーだけでエンジンのヘッドは塗られなかったそうだが、
それでもテスタロッサの名称が付いたのだという事である。

因みに画像奥のシルバー車はポンツーンフェンダーではないTR58と思われ、又、既出の>>23はTR59年型である。

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135 2014/03/24(月) 00:39:38 ID:qZiHu4nij.
Pininfarina Ferrari Rossa (ロッサ:2000年)

テスタ・ロッサが“赤い頭”という意味なので、こいつの名称は“赤いフェラーリ”っていう事になるのかな。
ピニンファリーナ社創業70周年を記念して作られたコンセプトカーで、上の250テスタロッサを現代風にアレンジいている。
自社の記念モデルに250TRをデザインした他社のスカリエッティにオマージュを捧げるという、デザイン文化の成熟を示す大人の所業である。

デザイナーはEnzo(>>45)や458(基本骨格まで)などを手掛けたケン奥山氏で、250と同じFRレイアウトの550バルケッタ(>>113)がベースになっている。

尚、本車のテールランプデザインは現ラインナップでも続くフェラーリ独特のスタイル(アイデンティティ)を最初に表現したモノである。
↓参考:テールランプが分かる画像
http://bbs44.meiwasuisan.com/bin/img/car/13719628250039.jp...

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136 2014/03/25(火) 12:18:28 ID:lSOJR.mB.A
599 SA Aperta

こちらはピニンファリーナ社創業80周年記念モデルで限定80台の生産。(上のロッサはコンセプトカー)

ルーフはこのように開ける↓(3:00から)
http://www.youtube.com/watch?v=U2lf8q02DQ...

SAはセルジオ(先々代CEO)とアンドレア(先代CEO:共に逝去)のピニンファリーナ親子に敬意を払った名付け。
>>109と同じAperta(アペルタ)とはイタリア語でオープンカーを指すそうだ。
エンジンはGTO(>>35)用が搭載されており、車重は599GTB(>>3)に対し16kg増加に抑えられている。

ルーフは575M Superamerica(>>90)と同じ開閉システムを持つ599ベースのSuperamerica 45(>>49)よりさらに簡便な開閉機構で、
開閉にやや手間は掛るが、車重UPを極力避けベルリネッタとさほど変わらない運動性能を狙っている。

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137 2014/03/25(火) 14:12:29 ID:lSOJR.mB.A
上で肝心な事を書き忘れたのでもう一枚。こちらはルーフを閉じた状態。

ポルシェ・ボクスターRSスパイダーがそうであるように、簡便で軽量、収納しやすい布製の取り外しルーフは他にもあるが、
この様に布製(布じゃないかも?)である事を感じさせない美しいルーフが他にあるだろうか?

リンク動画の2:10や2:54頃を見てもらいたいが、布ルーフ特有の内側骨組みによる凸凹が無い上に、綺麗な曲面を形成している。

確かに取り外し面積がやや小さめだが、閉じた状態の美しさへのこだわりがデザイン会社の記念モデルらしい。
(逆に言うとノーマルとの区別が付きにくくスペシャル感がちょっと・・・)

どんな魔法か知らないが、ピニンファリーナの面目躍如たるところはさすがである。

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138 2014/03/27(木) 18:32:52 ID:2t92p.WU1c
375 MM Scaglietti Coupe Speciale

>>103のバーグマンクーペの少し後(1954年)に作られたストラダーレで、こちらも映画監督ロッセリーニの注文らしい。(自分用??)
(尚、名前からも分かるように中身は>103と同一)
印象が似ているが、バーグマンクーペがピニンファリーナなのに対しこちらはスカリエッティのデザイン、製作ボディ。
ポンツーンフェンダーではないが、ヘッドランプ周辺からフェンダーにかけての造形が後の250TR(TR57>>134)と共通性が高くてちょっと面白い。

ところで、特徴的なリアウインドウはあまりフェラーリっぽくない気もするが、アメリカ好みを意識しての事と推測する。
1951年発売のスチュードベーカー・コマンダー・スターライト・クーペがこんな感じなのでその影響を受けているかも知れない。

参考:スチュードベーカー・コマンダー・スターライト・クーペ
http://bbs44.meiwasuisan.com/bin/read/car/1367805344/43...

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139 2014/03/29(土) 02:39:03 ID:YxHkjU8Ug.
156 F1

1961年から排気量規定がそれまでの2.5Lから1.5Lに変更されたのだが、その初年度にメイクスとドライバーズの2冠を達成したマシン。
他社に遅れてのフェラーリでは初MRレイアウトのF1でV6“ディーノ”エンジン搭載。(1.5Lの6気筒で156の名前)
何はともあれ二つ穴の尖ったノーズが有名で、“シャークノーズ”とあだ名された。

その年はアルフレード(ディーノ)の開発が源流となる65度V型とチーフエンジニアのカルロ・キティが推した120度V型の2台体制で臨んだが
結果的には新型の120度型がタイトルを奪取することになる。
シーズン前に息子の遺産(65度V型)の起用を強く望んでいたエンツォとそれに反対するカルロ・キティの間の溝は深刻になったという。
結局カルロ・キティはジョット・ビッザリーニらと共に“頭脳集団の反乱”を起こしこの年に退社してしまった。
(この事件で、フェラーリのパフォーマンスがよく落ちなかったと思うし、逆に後継の若い技術者達も凄いと思う)

“頭脳集団の反乱”せいかは不明だが、この記念すべき156F1は現役を終えたあと全てスクラップにされてしまったという。
65度V型の方でタイトルを取っていたら記念として残していたのではないかと見る向きもある。

というわけで、本車はレプリカである。英語が判らないので正確ではないと思うが、65度V型のディーノ246GTのエンジンを改造して
ベルギーの資産家が当時の図面を元に極力忠実に再現したものらしい。
レプリカを載せるのも如何なものかとも思ったが、資料的価値が高いとしても昔の写真を集めるのは趣味じゃないし、
臨場感や雰囲気が非常に気に入ったのでこの画像にしてみた。
(特に帽子の紳士淑女2人がいい感じ。気に入り過ぎて、久しぶりに余計な遊びもしちゃったけれど・・・)

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140 2014/03/29(土) 20:00:51 ID:YxHkjU8Ug.
250 TRI/61

シャークノーズつながりで同年のプロトタイプレースカー。
>>134のTR57に続くテスタロッサシリーズで250(3000cc)としては最後になるTRI/61(単にTR61と表記する場合もあり)。
TRIのIはIndependentでTRI60から新たに採用された独立式サスペンションを意味する。(>>23のTR59からTR59/60、TRI60と続きコレとなる)
尚、TRI61はシャーシが新設計となっているが、それまでと大きく違うのは空力を意識し始めたこの外観デザイン。
ノーズがシャープな形状となり側面もフラッシュサーフェース化され、さらにリアが>>77のように丸くない>>107調に切り落とされたカムテールに進化している。

TRI61は2台作られたらしいが、ネット上に出てくるそれらは微妙に形状が異なる。どちらをUPすべきか迷って調べたら、
どうやら本車が1961年のル・マン優勝車らしいと判ったのでコレにした。(その内ネタに困ったらもう一方をUPするかも・・・)

ところで、本車を画像検索しているとやたらとF430(>>54)が出てくるのだが、
WikiによればF430のノーズデザインはシャークノーズをリスペクトして引用している事が判った。

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141 2014/03/29(土) 23:59:49 ID:YxHkjU8Ug.
330 TRI/LM

テスタロッサシリーズの最終進化形であり、またフェラーリにとって最後のFRレイアウトのプロトタイプレースカーで、上の翌1962年のル・マン優勝車。
エンジンはスケールアップされ>>107の330GTOと同型の4リッターとなり390bhpを発生、フェラーリに6度目の優勝をもたらした。

ところで、フロントウインドウ上端が高いのはレギュレーションだったので仕方が無いが、TRI61と比較して何とも無骨な形状に進化し始めている。
シャークノーズも名ばかりで無理やりな感じがあるし、画像では判りにくいがボディ前半の断面が有機的なのに対し後半部は四角い形状でちょっとチグハグだ。
デザインはTR59以降はピニンファリーナが担当しているが、視覚的に速い形と現実のレースで強い形(=空気力学)との乖離が始まった過渡期の現れなのかと思われる。

例えとして適切ではないかも知れないが、新幹線の500系(JR西で運用の尖ったヤツ)がデザイナーの考える速い形(=上のTR61)に対し、
実際に騒音(=空気力学)など運用に適するのは700系以降のカモノハシ状スタイル(=本330TRIと以降のレースカー)が優れるという状況に近い感じがある。

元々我々の世代から見れば、美術デザイナーがレースカーのスタイリングを担当していたのが不思議ではあるのだが、
この時期以降からは、空気力学という論理的技術者がスタイリングを決定付ける事になるその始まりなのかと思われる。
(でも、'64LM優勝ピニンファリーナデザインの275(330)Pはもっとカッコイイよん)

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142 2014/03/30(日) 17:51:30 ID:uFOWivDKAk
250 GT Bertone

1962年トリノショーで発表されたベルトーネからのプロポーザルモデル。
(ピニンファリーナさんばかりじゃなくウチにも発注してよって感じ)
デザイナーは>>91に続いてフェラーリ2作目となるジウジアーロ大先生。
この並びで置いてあれば大先生が何を意図してこのフロントグリルをデザインしたかはお判りだろう。
前作の反省からかフェラーリの記号性(アイデンティティ)を十分に引き出した傑作である。
当時大変な評判を呼んだそうだが、残念ながらマラネロからベルトーネに注文書は届かなかったようである。

(因みに>>69は同じベルトーネだがガンディーニの作品)

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143 2014/03/30(日) 19:55:10 ID:uFOWivDKAk
Dino 208 GT4

またか!とも思われましょう(確かにガンディーニ贔屓ではある)が、「208」なのであります。
イタリア国内向け仕様で、Dinoシリーズでは最後の登場とになったモデル。
イタリアでは当時付加価値税という制度があって2L以上には30%の税金が課せられたそうで、(1000万の車だと300万の税金!?)
それが免除される2L以下としたモデル。最高出力が308の255psから170psになってしまっている。

外観上に違いがあるか画像を見比べたら、>>111の308にはあるフォグランプが208(本車)には無さそうだということが判った。
ただし、バンパー下のグリル形状が少し異なる後期型にはその法則は当てはまらないようである。

因みにベルリネッタにも同様の208GTBが存在したが、こちらは車体後部のエンブレム以外に違いは無いと手元の文献には記されている。

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144 2014/03/30(日) 21:01:38 ID:uFOWivDKAk
(208)GTB Turbo

上で述べた208のパフォーマンス不足を補うべく設定されたターボ仕様で、208表記の無い単なるGTB Turboと名付けられた。(因みにGTS Turboもある)
排ガス規制等で圧縮比が下げられ150psまで低下していた最高出力は308自然吸気に近い220psまで引き上げられ、最高速度は240km/hまで達した。
(ターボでもOKってイタリアの付加価値税ってザル法?)
308との外観上の違いは、左右のツインエクゾースト、ルーフスポイラー、リアタイヤ前のNACAダクトの3点と手元の資料に記されているが、
俺的にはフロントノーズ下面の5個の長方形インテイク穴もそれに含まれると考える。

ところで、関係無いしくどいが、やっぱ328よりこのボディ(308,208)の方が断然カッコイイと思うな。
(尚、見ている人にもそう思ってもらえるような画像を選択し誘導していると白状します)

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145 2014/03/30(日) 23:52:04 ID:srUQzQhYKs
痛いの.

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146 2014/03/31(月) 00:02:38 ID:AJ9H3hDYRg
GT-R最強

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147 2014/03/31(月) 02:41:46 ID:2V0L9u0I5.
去年だか一昨年だったか、浜名湖SAのちょい西でディノらしき車と並走した。
昔々、初めて作ったプラモがディノだったので、気になった。

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148 2014/03/31(月) 03:30:59 ID:aTvXsVxlak
ferrari_f430

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149 2014/03/31(月) 14:22:30 ID:jepDdqVcfk
Zagato 575 GTZ

日本人がザガートにオーダーした特別注文生産品で製造数は6台。
フロントのデザインは>>84とほぼ同じだが、そのバルケッタには無い前輪前のエアアウトレットがこちらには付く。

詳しくは以下で
http://jp.autoblog.com/2011/12/28/online-find-of-the-...

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150 2014/03/31(月) 19:16:21 ID:jepDdqVcfk
458 italia

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151 2014/04/01(火) 00:03:17 ID:WXvA9Ln6cg
456GT フロントに12気筒積んで +2で荷物がこれだけ積めて、このデザインは秀逸

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152 2014/04/01(火) 00:34:02 ID:iRwjAVxPr.
定時期に製造されたフェラーリ(テスタロッ
サ、 F355、360モデナまでも)は、イタリア車特有の
内装プ ラスチック箇所のベタベタに、間違いなく悩まさ
れる。 ブロテイン樹脂というやつらしいが、俺のクアト
ロポル テもひどい。

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153 2014/04/01(火) 14:56:07 ID:zqShpsUABI
Dino 308 GT4/LM

308GT4がラインナップされたのは、躍進するポルシェ911の後席を持つ高いユーティリティを無視できず、
さりとて中心車種(ベルリネッタ)の高いスポーツ性(=2シーター)は死守したいとの理由から、
246GT(もしくは308GTB)とセットでの迎撃態勢を敷くため。

因みに、ランボルギーニ・ウラッコが4座なのも同様に911対策の意味が大きかった。

本車は北米レーシングチーム(NART:北米でのセミワークス的位置付け)が作った1974年のル・マン仕様。
スポーツカークラスでの出場を目論んでいたが、FIAホモロゲーションの認定を得られずプロトタイプクラスでの出場となってしまった。
残念ながらレースは途中リタイアに終わっている。

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154 2014/04/03(木) 02:28:02 ID:d8g4C7psOs
Dino 246 GTS

フェラーリにとって、以前よりオープントップモデル(スパイダー→S)の存在は
>>48カリフォルニアの例を見るまでも無く重要だったのだが、(後の308ではGTBとGTSで販売台数はほぼ半々)
これまでは折りたたみ式の幌トップであり、フェラーリでは初のハードタイプ(FRP製)のデタッチャブル式トップで1969年末に登場。
ライバルのポルシェの911タルガ(同じデタッチャブル式トップ)が'66年後半に登場し米西海岸を中心に人気を得ていたことから、
それを強く意識しての本車登場だったのだと容易に想像できる。

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155 2014/04/04(金) 00:32:22 ID:7D5jkSklzA
365 GTS/4 Michelotti NART Spyder

フェラーリの北米進出当初(>>114)からそのアメリカ市場を取り仕切っていたのはルイジ・キネッティで、
最重要拠点である現地の趣味、趣向はキネッティの言葉を通じてエンツォに伝えられていた。
その彼が代表を務めていたのが>>153で述べたN.A.R.T(北米レーシングチーム)で、
彼のプロデュースしたワンオフ車という事でこの名前が付く。

ベース車輌は同じNARTの>>40と同様通称デイトナと呼ばれる365GTB/4で、デザインも同じくジョバンニ・ミケロッティ。
ピニンファリーナの有機的なライン(もしくは自身の作アルピーヌA110やスピットファイアなど)とは対極をなす、直線的でエッジの効いたフォルムが特徴であり、
ミケロッティの最晩年の作品でもある。

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156 2014/04/04(金) 17:28:34 ID:888apV/6/Y
Ferrari-330-P4

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157 2014/04/05(土) 20:52:18 ID:x/Okqn7J2.
365 GTB/4 “Daytona”

'68年秋パリサロン発表モデル。有名な話だが、前年2月のデイトナ24hで無敵のフォードGT40を破り
330P4(>>156)と412Pのフェラーリが1.2.3フィニッシュした事からこの“デイトナ”という愛称になったと言われる。(という事でいい?村田さん)
ただし、一説にはエンツォがその勝利の時に考えた名称“デイトナ”が発表前に記者に漏れ正式名に出来なかったという話もある。

エンジン設計は当時市販車E/G部門責任者のジュリアーノ・デ・アンジェリスで60度のV12だが、後の365BB(>>66)用の120度V12や308(>>42,>>108他)用の90度V8とは
1気筒あたりの排気量(365cc)に加えボア×ストも共通の先進的モジュラー設計となっている。
尚、DOHCであり前述している様に名前の/4は4つのカムシャフト数を表す。

275GTB(>>85>>117)の後継にあたり、デザインは後の308GTBと同じレオナルド・フィオラバンティ(ピニンファリーナ)が担当。
画像は前期型で、シャープなフロントエンドはたった4年前発表の275GTBや他のフェラーリとは一線を課すもので、当時としては画期的なデザインだったと思われる。

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158 2014/04/05(土) 23:17:31 ID:x/Okqn7J2.
365 GTB/4 “Daytona”(後期型)

1970年以降の後期型は修正された北米の保安基準に適合させるため、ヘッドライトがリトラクタブルに変更されている。

尚、前期型のスチール製ボディパネルは、ピニンファリーナ社の職人によってハンマーで叩き出されて加工された後、
スカリエッティ社に送られ、バッカリー社製のフレームと結合、組み立てられていたが、
'69年にフィアットが資本参加した際に一般的な機械プレス製法が取り入れられたため、
前期型までがカロッツェリア職人のハンドメイドによる最後のフェラーリとなっている。

因みに>>83のCompetizioneは71年ツール·ド·フランス(TDF)、72年ル・マンでクラス優勝したマシン。
デイトナは72〜74年でル・マンのGTクラス3連覇を達成。生産は'68〜73年(BBにスイッチ)であったのだが、
'74年の優勝は生産終了後であり他のレースでも長期に渡って活躍している。

コンペティションモデルを含めてこのGTB/4(ベルリネッタ)は1383台製造されている。

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159 2014/04/06(日) 00:47:15 ID:/zGS0zVV.6
365 GTB/4 “Prototipo”

上の生産数に含まれないであろう365GTBのプロトタイプで、2台現存し本車(シャーシナンバー10287)は330GTCのエンジンを積む。
量産型とほぼ同じボディ後半に対し、先代275GTBに似る当時のフェラーリらしいフロントエンドが与えられている。

尚、このクルマに関する詳しい詳しい記述が見つからなかった(英語を含む)ので、以下は俺の想像。

デザイナーのフィオラバンティは>>157を首脳陣(エンツォ)にプレゼンテーションしたが、あまりの革新的デザインにユーザーに支持されるか不安視された。
そこで用意したのがこの見慣れたフロントを与えたこのデザイン案なのではないだろうか?
よく見ると、275GTBよりシャープになってはいるがフロントタイヤから前の有機的な造形に対し、後半のプレスラインやキャビン造形がマッチしていない。
これは見慣れた古典的なデザインで安心感を与えつつも、わざとチグハグな造形にする事で首脳陣に>>157を選ばせるよう
フィオラバンティの仕組んだ確信犯的仕事だったのではないだろうかと推測する。

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160 2014/04/06(日) 03:20:35 ID:/zGS0zVV.6
F355 Spider

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161 2014/04/06(日) 19:10:54 ID:/zGS0zVV.6
166 MM/53 Abarth Spyder

1953年スクーデリア・ブラジリアは購入した166MM(>>60のヴィニャーレ・ボディ版)に対し更なる軽量化を計画。
それを当時スポーツカー・メーカー“チシタリア”のレーシングディレクター職を辞し、新生Abarthを立ち上げたばかりのカルロ・アバルトに依頼し出来たマシン。
かなりの軽量化を果たし1953年、54年シーズンに参戦し1953タルガフローリオでの大会デビューではクラス優勝を飾ったらしい。

本車はヘッドライト1個に補助灯2個のフェイスが非常に特徴的で、ボディパネルはレース損傷を考慮しパートごとの交換が容易出来るよう設計されている。
尚、カヴァリーノ・ランパンテ(跳ね馬)印はヘッドライト上、サソリ印はボディサイドに付く。

>>150を別にすれば(笑)フェラーリで唯一“アバルト”の名を冠するクルマである(たぶん)。

因みに、アバルトが社のマークにサソリを使っているのは創業者カルロ・アバルトの誕生月星座に由来する。

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162 2014/04/06(日) 20:26:28 ID:/zGS0zVV.6
458 Speciale

430スクーデリアの後継である458スペチアーレ。
何だかんだ言うても、最新のミッドシップ・フェラーリはカッコよろしいのお。

因みに皆さん御存知でしょうが、真のスペチアーレたるラ・フェラーリを除けば
現代のフェラーリにおけるパフォーマンス上の頂点はV8気筒のスモール・フェラーリに移行している。

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163 2014/04/06(日) 23:49:52 ID:/zGS0zVV.6
164 2014/04/09(水) 01:46:03 ID:K/5DdgLQ3M
V6フェラーリ出るんでしょうかね。市販モデルで。

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165 2014/04/09(水) 23:10:29 ID:zZlEl2N7mQ
250 LM Pininfarina Stradale Speciale

元々市販GTとして設定し、スポーツカークラスでレースに出場する予定だった(実際はプロトタイプクラスで参戦せざるをえなかった)
250LM(>>53)のさらなる一般公道向け仕様。英語が分からないのだが、生産数は1 + 2 conversionsとある。

普通の250LMと異なり、当時すでに古典的スタイルとなり始めていたスポークホイールや本革仕立ての内装、乗降性を考慮しヒンジで上下に開閉するルーフなどを装備。
さらに一番違うのは、より流麗な出で立ちを演出する大きなプレキシグラスのリアキャノピー型ウインドウ。
これは若き日のレオナルド・フィオラヴァンティ氏が初めて手がけたフェラーリである。

>>164
この先「フェラーリなら大排気量のV12でも買うよ」っていくら大金持ちが言っても、社会的に二酸化炭素をばらまき続ける訳にもいかんだろうし、
ダウンサイズ+ターボやPHV、レンジエクステンダー+EV、水素+EV等への流れの過程の途中でV6の選択肢も十分あるかもね。
エンツォ無き今では感情的にV6を選択する事は無く論理的に時期ユニットを選択するとしても、F1と同じモノという後押しは大きく働くかも知れないね。
ただ、フェラーリのプレステイジ性やカリスマ性、アイデンティティなんかを考えるとV6(その他も含む)でそれが表現可能なのかは、不安であり期待でもあるな。

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166 2014/04/12(土) 15:17:41 ID:P3CTeC41Wo
410 Superamerica (Series I)

375(>>103,>>138)の後継であるアメリカ市場向けモデルで、販売促進のため初めて“スーパーアメリカ”と名付けられた。
先代と同様ランブレーディ系60度V12エンジンは5Lまで拡大され340〜350psのパワーを発生し、最高速は220〜260km/hを記録。
アメリカ人の度肝を抜くためのフェラーリであったそうな。

1956年ブリュッセル・ショー発表の本車はピニンファリーナのデザイン。
410スーパーアメリカ・シリーズ(全3シリーズ)では初期の登場で、2年前発表の250GTエウローパ(>>138)ともやや印象の近い
当該国向けとしては比較的大人しいスタイリングを有する。

因みに画像の隣黄色はDino 206SP(>>195)で、その奥はルッソ(>>71)、カリフォルニア(>>48)、シルバーと左赤の後ろ向きは275GTB(>>85,>>117)で、
410スーパーアメリカに被るスパイダーは不明だが、その他F40やF50、599GTBなどが見える。

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167 2014/04/12(土) 18:46:04 ID:P3CTeC41Wo
410 Superfast Pinin Farina Speciale

“スーパーファスト”は“スーパーアメリカ”の上位バージョンで、名前の通り“凄いアメリカの凄く速いヤツ”って感じ。
410スーパーアメリカは375シリーズと同様、裕福な顧客の注文に応じた様々なボディタイプが作られ、それぞれがかなりワンオフに近い状態であった。

本車は上>>166をベースに同じ1956年に同じピニンファリーナデザインでパリサロンにて発表されたショーカーだが、
上とは異なり非常にアメリカナイズされた刺激的なデザインが与えられている。
特にリア周りに顕著で、鋭利なテールフィンやホイールスパッツはキャディラックの影響が大きかっただろうと言われている。

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168 2014/04/12(土) 20:08:56 ID:P3CTeC41Wo
410 Superamerica Ghia Coupe

当時のスーパーアメリカらしく印象的というか、フェラーリとしては変り種的なヤツをもう少し。

410スーパーアメリカはおなじみピニンファリーナをはじめスカリエッティ、マリオ・ボアーノ、ベルトーネなど
様々なカロッツェリアがボデイを架装して顧客達の幅広いリクエストに答えていたが、
本車はカロッツェリア・ギアがデザイン、製作したボディ。
これも1956年の製作で、テールフィン他アメリカンな装飾的スタイルが特徴で、逆スラントしたAピラーの回り込んだフロントガラスは当時のアメ車流行デザイン。
因みに、本車依頼主は異なるカロッツェリア(他はピニンファリーナとスカリエッティ)で3台を同時発注している。

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169 2014/04/12(土) 21:37:01 ID:P3CTeC41Wo
400 Superamerica Pinin Farina Coupe Speciale

上3つより少し後になるが、400 Superamerica(>>79)をベースにしたフィアットの元名誉会長ジャンニ・アニエッリの為のワンオフ(1960年製作)。
(尚、400スーパーアメリカからはコロンボ系のショートブロックベースに変更されている)
フェラーリとしては上のギア・クーペよりも、むしろ普通っぽい四角いボディに4灯ヘッドライトというのがが非常に変わってる。
前述しているように、逆スラントAピラーや4灯ヘッドライトはアメリカの流行を取り入れたもの。

少し以前に画像を入手し、何も判らなかったのだが「ほんのちょっとカッコイイかも」と思っていて
最近これがフェラーリであり、尚且つピニンファリーナデザインである事が判明して二重に驚いた。

フェラーリとすると凄く珍妙という観念を頭から除外すれば、アメリカンな押し出しの強さと
ヨーロピアンなスマートさを併せ持つバランスの良いデザインのクーペだと思う。

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170 2014/04/13(日) 04:11:45 ID:O5iAHLw.8g
350 Can-Am(1967)

北米を主要マーケットと捉えていたフェラーリにとって、彼の地のレースにマシンを送り込むのも道理。
上410、400スーパーアメリカとは時期が少しずれるが、本車は1967年度のカンナム仕様で330P4がベースとなっている。
残念ながら大排気量の地元マシンに後塵を喫し満足な戦績を残せていないが、非常に官能的で美しい造形が印象的。
個人的にはキャブレターへ空気を導くインダクションポッドの形状が重要な「萌え」ポイント。

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171 2014/04/16(水) 01:11:24 ID:.immqUD7kc
365 GT 2+2

365シリーズとしては初登場の365カリフォルニア・スパイダー(>>67)の翌年発表で、365GTB/4デイトナ前年の1967年発表(上350カンナムと同年)。
330GT 2+2(>>118)の後継にあたりフェラーリの2+2では初の全輪独立式サスペンション搭載。
また、パワステやパワーウインドウ、エアコン、車高調整油圧レベライザー搭載など、同年登場のDino206GT(>>96)との差別化から、
より一層の富裕層向け性格付けへとシフトしている。
尚、エンジンは4.4LのSOHCで、71年までに800台あまりが生産された販売上の中心的役割モデルであった。

ところで関係無いが、後ろに並ぶのは左赤車がミケロッティデザインのAbarth Fiat 850S Spider Allemanoで
中央黄色は同じくアバルトの750 Record Monzaと思われる。
で、右の車が不明なのだがコンパクトで何かカッコ良さげで、尚且つちょっとカワイイ。これは大いに気になるな。(楽しみが増えたかも)

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172 2014/04/16(水) 02:09:40 ID:.immqUD7kc
365 GTC

365GTB/4デイトナと同年登場で、330GTC(>>119)の後継機種。
デイトナがフェラーリとして革新的デザイン進化を遂げてしまい、それに追従できない保守的な上流階級富裕層が
安心できるクラシカルデザインとしてデイトナ(本線のベルリネッタ)を補完する位置付け。
基本的に330GTCと同じスタイリングと思うが、前輪後方の側面にエアアウトレットが無いのが365GTCと思われる。

因みに、よく似合っている画像スポークホイールはノンオリジナルで、元は軽合金鋳造のアルミタイプである。

尚、名称が>>75に近いが、こちらは/4の無い(=DOHCでない)ただのGTCで、上365GT2+2ユニットを改良したSOHCエンジンを積む。

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173 2014/04/18(金) 02:46:56 ID:SbWn8R7LdU
365 GT/4 2+2

365 GT 2+2(>>171)の後継にあたる本車は1972年パリサロンデビューで、400(>>39)、412と変化して基本デザインは1989年まで生きながらえた。
名前が示すようにDOHCであり12気筒Vバンクの外側にキャブをレイアウトするエンジンをはじめメカニカルコンポーネンツは
基本的に365GTC/4(>>75)と同一(ホイールベースやリアトレッドは本車がやや大きい)。

トピックスは何と言ってもクラシカルな先代(>>171)から大きく変化した直線的でスクエアなデザイン。
フェラーリで示すピニンファリーナ流からするとやや異質だが(むしろベルトーネのDino308GT4>>102に印象が近い)、
後のFiat130クーペやロールスロイス・カマルグへと続く平行四辺形状の直線的Cピラーは同社クーペデザインの特徴を表す。
1976年に発表したランチア・ガンマ・クーペにも通じることからすると、S13シルビアデザインの遠い祖先と言えるかも知れない。

尚、排ガス規制の影響もあって重要販売拠点アメリカへは輸出されておらず、生産数は75年までの521台にとどまった。
因みに、400との外観上識別点はフロントのエアダムの有無やリア丸型コンビネーションランプ数(本車は片側3連、400は2連)などである。(365GT/4 BBと512BBの違いに近い)

ところで関係無いが、隣はジャガーEタイプの先代にあたるXK150。奥のバスみたいなポンコツはGMのフューチャーライナー(Futurliner)という
1953年に自社の宣伝用に12台製造したコマーシャル・コンセプトカーで、美しく復元された個体も別に存在する。

参考
ロールスロイス・カマルグ
http://bbs44.meiwasuisan.com/bin/read/car/1367805344/35...

ランチア・ガンマ・クーペ
http://bbs44.meiwasuisan.com/bin/read/car/1345117123/39...

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174 2014/04/19(土) 22:10:43 ID:XSeod6o/d6
Dino 156 F2

1955年にランチアから移籍したビットリオ・ヤーノ指導の下、フェラーリはV6レーシングエンジン開発に着手。
実際に設計・開発を担当したのは新進気鋭技師アンドレア・フラスケッティとE/G部門主任のフランコ・ロッキで、
エンツォの息子アルフレードはその最終段階の仕上げに参加している。

開発は当時のF2規定を満たす1500ccでスタートし、65度V6“Dino”エンジンとして初めて搭載されたマシンが本車である。
残念ながらF2としてはコンべントリー・クライマックス製4気筒エンジン搭載のクーパーに歯が立たなかったそうだが、(1957年)
1958年に246のF1(2000cc)に発展し、その年のドライバーズチャンピオンを獲得している。
その後は>>139の156F1シャークノーズへ進化。同じ156なのでF2とF1を名前の後に付けて区別している。

尚、アルフレードは自分が担当したエンジンの初勝利を見ることなく1956年6月に24歳で帰天してしまった。
本車に華々しい戦績はないが、息子を偲んでディーノと名づけられたエンジンを搭載した、フェラーリにとってマイルストーンと言うべきモデルである。

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175 2014/04/19(土) 23:34:13 ID:XSeod6o/d6
156/85

何とはなしに156つながりで。同じ1.5LのV6気筒だけれどこちらはターボ付き。

1985年のF1マシンでデザイナー(設計者)はハーベイ・ポスルスウェイト。
この年はミケーレ・アルボレートとルネ・アルヌーが駆りメイクスは2位だった。
因みに、メイクス1位がマクラーレンTAGポルシェで、それを駆ったアラン・プロストもドライバーズを取った年。

同年のロータスも似た感じでフェラーリ特有の話ではないが、もの凄くドライバーが前に座ってるなあ。
ほぼ30年もの隔たりはあるが、上との対比もちょっと面白い。

訂正
>>174で言っている246F1は2000ccではなく2417cc(F1規定は2.5L以下)です。(2.4Lの6気筒で246だもの)
それと、もう一つ
>>157中の365GT/4BBは120度ではなく180度です。(BB=ベルリネッタ・ボクサーだもの)

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176 2014/04/20(日) 12:55:26 ID:0tIPe5aAps
312 T5

“ボクサー”の話ついでに。 自然吸気3L,12気筒ボクサー312T5は312T2(>>46>>124)の後継にあたり
T4からグランド・エフェクト・カー(ウイング・カー)へと変化している。
因みに、Tはギアボックスが横置き(横=Trasversaleの頭文字)を指し、モンディアルTや348tbのTも同じ意味。

グランド・エフェクト・(G,E)カーやこれ以前のF1は各社様々なデザインをトライしていて見ていて楽しかった。
(タイレル6輪や先進デザインのロータス、ビックリ・ドッキリのブラバムBT46Bなど)
特に当時のG,Eカーは現代の空力制御より単純で、飛行機の翼を逆さまにしてベンチュリー効果で地面に押し付けるという
理屈(=スタイリング)が非常に判りやすかった。
要は車体中心部で空気流速を高めて後方にスムーズに排出するのだが、各社G,Eカーは進化するにしたがって
それを車体全体で行なうようになっていった。

で、この312T5(T4)。フェラーリもその流れに乗りたいが、それまでは強さの根源であったパワフルな12気筒が仇となる。
低重心で幅の広い“ボクサー”エンジンが後方で空気のスムーズな排出を阻むのである。
画像で判るようにエンジン前でグランド・エフェクトを完結せねばならず、車体後半部をエフェクトに使えない。
はっきり言ってエンジンが邪魔なんである。(この様子は素人目にも非常に判りやすかったな)

1979年のT4こそメイクス(コンストラクターズ)だけは取れたが、G,Eカー全盛の翌80年のT5はシーズンで1勝もできずに終わった。
結局、フェラーリはF1でのボクサーエンジンをこの年で終了してしまうのであった。

(尚、上156/85はウイングカーが禁止規定されたフラットボトムのマシン)

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177 2014/04/20(日) 16:49:12 ID:0tIPe5aAps
275 GTS/4 NART

>>155で述べた重鎮ルイジ・キネッティのリクエストで作られた275GTB/4のスパイダー仕様。
>>117にあるように元々エレガントな275GTSが存在するするのだが、アメリカ市場を取り仕切る親分には気に入らなかったんであろう。
単純な当該国人に判りやすい攻撃的な275GTB/4の屋根無しそのものを望んだものと思われる。
なので、屋根が無く補強が入っている以外は275GTB/4とほとんどおなじ内容(機関)との事。

キネッティは25台を要請したが最終的には10台程度の生産で終わったらしい。

因みに、上の車名は手元の文献(2冊)に載っているものだが、ネットで画像を探すには275GTB/4 NART Spiderと入れなければ検索してくれなかった。
厳密には屋根あり車を指すベルリネッタ(B)のスパイダー(=屋根無し)って表記は変なんだけれどな・・・。

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178 2014/04/21(月) 02:11:54 ID:9lYMKsKY7Q
V6 Engine Specifications
  bore & stroke 92.5×60mm
  displacement 2418cc
  power 195ps/7600rpm
  cylinder-bank angle 65 Degrees

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179 2014/04/25(金) 08:08:38 ID:4baK5hnaus
Ferrari_250_LM_1964

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180 2014/04/26(土) 02:32:13 ID:cRzjkdCvxs
Cavallino Rampante

アルファロメオのレーシングドライバーだったエンツォに対し、
1924年、彼の闘志あふれるドライビングに感激したとある伯爵夫人から寄贈されたのが
このカヴァリーノ・ランパンテ(跳ね馬印)。
戦闘機乗りで34機ものドイツ軍機を撃墜しながらも戦死した伯爵夫人の息子(バラッカ)が
愛機にマーキングしていたモノで、
「あなたは、あなたのマシンに息子の跳ね馬のマークを付けて戦うのがふさわしい。」
と言われ与えられたとな。

ただ、この話にはオマケがあって、バラッカの機体のマークのネタ元はドイツ軍機と言われ、
それは当該機パイロットの出身地シュットガルト市の紋章の「跳ね馬」が使われていた。

そして、そのシュットガルト市の紋章を使用しているメーカーがこちら↓
http://bbs44.meiwasuisan.com/bin/img/car/13719628250041.jp...

出発点は全く違っても、始めから永遠のライバルと定められていたのかも知れない。

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181 2014/04/26(土) 16:43:19 ID:cRzjkdCvxs
166 Spyder Corsa

>>82の125スポルトからスタートしたフェラーリマシンは159を経てこの166へ進化。
この166スパイダー・コルサは166シリーズの初期モデルで、>>60の166MMトゥーリング・バルケッタは
このマシンの機関を引き継いだもの。
尚、フェラーリ初期モデルのため、画像に見えるようにSOHCのシリンダー・ヘッド・カバーにはFerrariのロゴがまだ鋳造刻印されていない。
9台製作されたとされ、アマチュア・ドライバーやプライベート・チームに販売された初めてのフェラーリである。

当時の規則は緩やかでグランプリとスポーツカーレースの両方で活躍している。
又、プライベーターの参戦だが耐久レース(パリ12時間)として初の勝利をもたらしたマシンで、
そのドライバーは>>155>>177で述べたルイジ・キネッティであった。
彼は本車でとあるレースのスピード記録を3つ樹立するなど、レースドライバー時代から欧米でフェラーリの名前を広める
重要な役割を果たしていた。(だからアメリカ輸入元を取り仕切る彼に対するエンツォの信頼も厚かったのだろう)


ところで、前身の125はジョアッキアーノ・コロンボ設計であったが、これは彼がアルファロメオを休職中に手掛けたもので、(アルバイトかな?)
フェラーリを恐れるアルファロメオはそれを知って慌てて彼を復職させている。
そこで実際の開発(125と159)は彼が推薦し後輩に当たるジュセッペ・ブッソが行なっていたが、
この166からはアルファを辞し正式にフェラーリ技師となったコロンボが主任設計員として設計から開発にも携わっている。
(そのせいか166からレース戦績がぐっと良くなってきている)

因みに、アルファ時代にコロンボの上司であったのがビットリオ・ヤーノ技師で、彼がアルファを辞しランチアで手腕を発揮していた為叶わなかったが、
本当はエンツォが始めから組みたかったのはヤーノ氏であっただろうと言われている。
(コロンボさんがちょっと可哀そうな話)

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182 2014/04/26(土) 21:49:06 ID:cRzjkdCvxs
365 P Pininfarina Speciale “Guida Centrale”

365カリフォルニア・スパイダー(>>67)と同時にパリサロンで発表された特別生産車で、その数2台なのでほぼショーピース。
そのカリフォルニアや365GT2+2(>>171)と同じSOHCのV12エンジンをミッドに搭載する。
レースカー(特にF1)で遅れをとったミッドシップレイアウトの採用は、市販車でも同様となってしまい
ランボルギーニ・ミウラの発表に合わせてフェラーリが用意した回答。
見るからにDino206GT(翌年発表)の先行アナウンス的なスタイリングは「ウチもMRスポーツ出すからもう少し待ってね」って感じか?

それを含め、珍しく英語サイトより以下↓が異様に詳しいのでそちらを。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%...

尚、3座レイアウトで中央ハンドルは3Posti(トレポスティ)やGuida Centraleなどと呼ばれたらしいが、
それを強く推したのがルイジ・キネッティで、左もしくは右側通行どちらの国でも運転しやすいと、
レースドライバーを離れ販売促進に注力していた彼の考え方らしいのが面白い。

余談だが、Dino206GTに凄く近いデザインながら、ボディサイドのプレスラインは有機的な全体形状にそぐわないので、
量産型(Dino)でそれを排除したのはピニンファリーナの賢明な判断だったと考える。

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183 2014/04/27(日) 02:39:04 ID:rKtlM07XR2
330 GTC Speciale “Princesse Liliane de Rethy”

上365Pの翌年、またはDino206GTと同年(1967年)に作られた特別注文生産の330GTCベースのスペチアーレ。
ベルギーのレオパルド三世の妻プリンセス・リリアン·デ・レティのために注文され、その他を含め計4台が作られた。

特徴は何と言っても365Pと同様でDinoよりも大きく湾曲したリアウインドウ。
元々は、ミッドシップ車でのクーリングやキャブへのエア導入のため必然と考えたリアウインドウ垂直化と
サイドから見たクーペスタイルを両立しながらも、斜め後方視界を確保するという合い矛盾する目的を解決するために
ピニンファリーナがあみ出したデザイン手法。
左ハンドルの本車の場合、リアウインドウを2度通過後リアサイドウインドウを通過(=3回ガラスを通過)して斜め後方を視認するという
画像右下に示すような全方位での好視界確保を主眼とするデザイン。

本車はフロントエンジンなのでこの構成(垂直に湾曲したウインドウ)を採る必然性はない(=機能的ではない)のだが、
見て判るように非常にエレガントなたたずまいで、プリンセスに送るにはもってこいのスタイリングとなっている。

因みに、これに近い見え方(デザイン)を後にフロントエンジン車で取り入れたのが
ジャガーXJ-S(http://bbs44.meiwasuisan.com/bin/read/car/1367805344/11...)なのだが、
同じような構成ながらも、使い方が違えばエレガントでもスポーティでもなくなってしまう残念な例となってしまっていた。

余談かも知れないが、全方位に視界が良いとされる本構成は、実際に運転席から斜め後ろを見た場合、
ガラスがカーブした部分では、画像左上に見るような歪んだ景色なる現実があったと想像する。
さらにこの手のスポーツカーを所望するユーザーが視認性の高さより格好良さを優先するも現実があった。
ピラーが細くやや弱々しいデザインよりピラーが太く力強いスーパーなクルマが求められていたため、
この手法が後世に長く引き継がれることは無かったのである。

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184 2014/04/28(月) 00:23:28 ID:ipyryGwfPs
375 MM Pinin Farina Spyder

本当は、今日本屋で立ち読みした雑誌「オクタン」で特集されたいた375プラスをアップしようかとネット検索していたんだが、
その最中にこの375MMピニンファリーナスパイダー画像が見つかったので予定変更。
(375プラスはいずれまた・・・?)

ストラダーレである>>103>>138と基本的に同じエンジンからなるコンペティツォーニ。
コロンボ系との対比で「ビックブロック」と称されるランブレーディ系のV12、4.5Lエンジンからなり、12台製造されたとされる。
本車はシャーシナンバー0382AMで、1954年セブリング12時間にフィル·ヒルのドライブで出場されたマシン。
(レースはドライブシャフト破損で早期のリタイアに終わっている)
因みに、シャーシナンバーが偶数はコンペティツォーニで、奇数がストラダーレと区別されている。

375プラスや同時期の860モンツァ(>>129)と同じピニンファリーナで近い形状なのだが、
出っ張っていながら引っ込んでいるヘッドライトや下あごの引かれたフロントラジエーターグリルなど、細部が微妙に異なる。

実は以前にもアップしたことがあったのだが、当時は設計者ランブレーディ云々とかは判っていなかった。
http://bbs44.meiwasuisan.com/bin/read/car/1345117123/14...
漠然と「いいな」とは思っていたんだが、判ってくるともっと超スゲーカッコイイ。
でも、もっと勉強すれば、さらにカッコイイのかも知れんなあ。

(因みにリンク先の固体はシャーシナンバー0374AMじゃないかと思う)

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185 2014/05/04(日) 02:05:55 ID:zN6x/u3Jak
312 (1969 F1)

1951年以来、F1では遠ざかっていたV12エンジンだったが、1966年から変更の排気量3L規定を機に再びそれが採用された312シリーズ。
'64年型Pシリーズの60度V12がベースで2バルブからスタートし'67年には4バルブへと進化している。

規定変更時の下馬評では、当時のプロトタイプやGTレースカーで3Lエンジンに経験豊富なフェラーリの優位性が高いとされていたが、
フタを開けて見ると不振の連続となったしまった。
特に'67年宿敵フォードから登場の名機コスワースDFVには苦しめられ、イギリスチーム(特にロータス49)になかなか勝てなかった。

'68、69年はジャッキー・イクスなどの名ドライバーが奮起したが、68年の優勝1回(フランスGP,イクス)だけと散々。
結局年間ランキングのポディウム中央への夢は、翌'70からの新ボクサーエンジンの312Bシリーズに委ねらる事となった。

画像車は最終'69年型で、リアウイングが付いたのは68年から。因みにF1でのウイング装備はフェラーリが最初であった。

個人的には、Vバンクの内側でとぐろを巻く排気管が懐かしく、逆にそのレイアウトを新鮮にも感じる。

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186 2014/05/04(日) 03:20:57 ID:zN6x/u3Jak
312 Pininfarina Sigma

上の'69年型312をベースとしたピニンファリーナのコンセプトカー。
当時頻繁だったF1の死亡事故への対策を題材に一般車への安全対策をも促すプロポーザル。
集中研究、提案された項目は以下。

1、衝撃吸収構造
--ドライバー廻りの強度、剛性を高めつつ、適度に変形し衝撃エネルギーを吸収する。
2、バンパー
--ボディ外周のリング状のプロテクター。
3、跳ね石ガード(後輪後部板状パーツ)
--追い越し時の対象車への被害低減。
4、燃料タンク
--柔軟性があり耐熱性、耐破断性、自己消火能力を有する。
5、対火災装備
--エンジンスペースとコックピットの消火装置。
6、シートベルト
--6点式シート用とヘルメット用のベルト。

などで、ショーで目立ち客寄せパンダ的モデルではない、真剣な安全提案モデルである。
また構造、構成は異なるが、近年のF1安全対策規定と同じ方向性が示されている。

因みに、空力的効果は低いと思うが、ドライバー背後に設置したウイングも強固なロールオーバーゲージ効果を狙ったレイアウトと推測する。

さらに注目したいのは、全体スタイリングである。(上の同時期F1と見比べて欲しい)
当時、すでにレースカーデザインはピニンファリーナ等の美術デザイナーの手から離れていたと思うが、
後世に登場するサイドポンツーン付きF1デザインが既に表現されているし、
同じく後のタイレル(ティレル)やマーチ、ブラバム等が取り入れるスポーツカーノーズ的な概念も表現されている。
(名目上はプロテクターだが、本来訴えたかったのは空気制御だったと思う)

本車は数値的には優れていないのかも知れないが、デザイナーらしく感覚的に車体全体で空力を制御すべきと訴えていたと思えるのである。

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187 2014/05/06(火) 17:42:04 ID:emopyxXGnQ
330 LMB

LMBはル・マン・ベルリネッタの略。(330 LM Berlinettaと表記される場合もあり)
以下、以前の解説を参照されたし。
http://bbs44.meiwasuisan.com/bin/read/car/1367805344/16...

補足解説
エンジンはコロンボ系の特徴を有する400 Superamerica(>>79)の4リッターV12をチューンしたもので、
1962年の330 TRI/LM(>>141)や330GTO(>>107)と基本的に同じユニット。
変更されたFIA排気量規定(4L)に合わせて250GTOの追加補完的存在だったその330GTOの1963年度バージョンって感じ。
同年のワークスは別のミッドシッププロトタイプに集中していたため、4台中3台の330LMBはプライベーターに割り当てられた。

本車はシャーシナンバー4381SAで、330LMBの1号車であり左ハンドルのレイアウト。
63年のセブリング12時間でデビューしたが、そこでは早期にリタイヤ。同年のル・マン成績はちょっと不明。
その後ボディは改造され、>>109で述べた330 GT(orLMB) Spider(http://bbs44.meiwasuisan.com/bin/img/car/13719628250036.jp...)になったが、
1970年代に元の姿(コレ)に復元されたとの事である。

尚、本車リアタイヤ上部の四角い箱状の部分は前後が開放されて(穴が開いて)おり、レース用に太くなったタイヤをクリアするための付加物。
(未掲載だが、250MMピニンファリーナスパイダーなど他にも同様の処理が見受けられる)

ところで、以前に250GTルッソ(>>71)のボディで250GTO(>>57)の顔になっているのが好みだと言ったが、
正確には330GTO(>>107)の顔という感じがする。(あまり変わらないけれど・・・笑)

又、同様に250GTOはスカリエッティデザインと記しているが、>>58で述べているように
250GTOのデザインは当時GTレース部門主任設計員のジョット・ビッザリーニ氏である。

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188 2014/05/07(水) 00:51:30 ID:NF4fB9dnuA
458 Spider

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189 2014/05/10(土) 16:38:55 ID:96n7aaBXKc
Ferrari-312-P-Berlinetta

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190 2014/05/10(土) 18:04:04 ID:QtCS4LfSvA
ハイパワーターボプラス4WD
この条件にあらずんば車にあらずだ

ディーゼルのランクル80の偉大さを思い知る

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191 2014/05/12(月) 01:39:07 ID:OK5/4Zjt4A
1999-Ferrari-360-Modena

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192 2014/05/12(月) 10:36:12 ID:ywECNE/clw
フェラーリもイベント専門屋やSA見せびらかし専門は
話すとアホなのがほとんど

特に飲食店経営者

中国人レベル

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193 2014/05/12(月) 21:54:33 ID:OK5/4Zjt4A
Ferrari-512-bbi

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194 2014/05/13(火) 19:15:57 ID:BfaXzXHm5c
Dino_246_GT

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195 2014/05/14(水) 21:52:43 ID:DS9b/HJDF.
1962-ferrari-400-superamew

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197 2014/05/14(水) 22:19:23 ID:HliWG4J5lA
こういう車のオーナー、中には平気で青空駐車している人がいるよな
俺には考えられんのだがw
劣化や変色も気になるので可能な限り日光にも当てたくないw
そういう人たちにはマジ所有しないで欲しい。メーカーの名が廃る。

金持ってるだけで、なんもスピリットも宿ってないようなオーナーには
こんなイイ車は乗ってほしくない。
買う前にもうちょっと車の勉強して、もっと車を好きになってからから買えと言いたい。

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198 2014/05/14(水) 23:41:48 ID:O90w4eCIfI
青空駐車もまぁそうだが、かねもってることを見せびらかしたいだけの人ってのは
ヤダな。
本当にそのクルマが好きで買ったとかじゃなくて。

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199 2014/05/15(木) 08:45:44 ID:lByIaMpwAo
実際に自社の車を買う見せびらかしの客を心底軽蔑していたのはエンツォだったっていうんだからね・・
自分ではランチアのつまんないセダンで通勤してたし

ロードカー部門は興味なくてさっさとフィアットに売っちまうし

レース関係者、とりわけドライバーを尊敬していたらしい

もっとも型落ちのレースエンジンをカロッツェリアのボディに乗っけて
ぼったくり価格で売って、レース資金を回してたってのは有名でしょ

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200 2014/05/15(木) 09:06:26 ID:muIDfp31.A

ここまでオーナーはゼロw

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201 2014/05/15(木) 13:16:04 ID:LyG1/UqnRI
エンツォに軽蔑されるってのはオーナーにとって最もキツイだろね

これ言われると反駁できないな

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202 2014/05/15(木) 18:28:15 ID:4ernIX9r3A
>>194 ディノとミウラは日本人が大好き

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203 2014/05/15(木) 18:52:11 ID:tasECUJLrA
!!!!!!!!

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204 2014/05/15(木) 21:26:41 ID:gThI.EXhLg
Ferrari 612 GTO

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205 2014/05/15(木) 23:40:13 ID:XorpmvzKHc
>>199
大筋合意するが、テーマ8.32をつまんないとは聞き捨てならん・・・

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206 2014/05/16(金) 00:47:34 ID:GN44naem5U
>>199
キャロル・シェルビーに対しても商売がらみで批判していたヤツがいたが、
「ぼったくり価格」だろうが、それを買おうという需要がなければ成り立たない。
今日のようなスポンサー制度の無いレース資金の調達がどれほど大変か判って言っているのかな?

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207 2014/05/16(金) 08:22:12 ID:hHT7hLyutw
>>205
つまんないっていうかFFのV8なんてでたらめなパッケージでしょ?

>>206
レースの資金を生み出すのが大変なのはわかるよ
でも実際には買ってた客はエンツォからすれば鼻つまみ者だしカモだよね

いいもの売ってお客さんを喜ばそうって発想じゃないんだから

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208 2014/05/16(金) 20:56:08 ID:ozwhRpqvdk
Ferrari-456M-GTA

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209 2014/05/18(日) 01:20:17 ID:Lb8Y5eR35I
GG50

1955年9月にスタートしたジウジアーロ大先生のキャリア50周年を記念して、自らデザインしたワンオフ・フェラーリ。
記憶が間違っていなければ>>91>>142以来久しぶりのフェラーリデザインで、GGとはGiorgietto Giugiaroの頭文字。

ベースは612スカリエッティ(>>104)だが、燃料タンクレイアウトをわざわざ変更し、トランクルームとリアシートの使い勝手を高めている。
そして、612とは異なりナビゲーションシステムをインパネにビルトインする様などは、スポーツカー的特殊性より時流や一般性、ユーティリティ性を重んじる大先生らしい発想。

また、612とは異なるバランスの力強いフォルムながら、キャビンアッパーからRタイヤ、リアエンドの造形が氏の手掛けた初代トヨタ・アリストに通じているところも面白い。

さらに興味深いのは2000年(5年前)発表のロッサ(>>135)のフロントグリルやヘッドライト、Fタイヤ後方の造形などに共通性が感じられる事。
ロッサのデザイナーであるケン奥山氏はフィオラバンティ(ピニンファリーナ)やジウジアーロを尊敬している事を隠さないが、
彼(後輩)がデザインしたロッサをジウジアーロが逆リスペクトする形となっている。(こういう事例は「パクリだ」とする発想貧困な輩がすぐ喰い付くが…)
これは奥山氏がワルター・デシルヴァ氏と同様に、ある意味大先生も認めるデザイナーなったという事なのだろう。

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211 2014/05/20(火) 11:54:16 ID:048rCRsHL.
330P

>>141でほんの少し言及した330(275)P。以下、以前の解説を参照されたし。
http://bbs44.meiwasuisan.com/bin/read/car/1367805344/20...(①)

補足解説
>>187で言っている'63年ル・マンでワークスが注力したのは、フェラーリ初のミッドシッププロトタイプレースカーの250P。
>>134を源とし>>140へと進化したコロンボ系の3リッターエンジンであり250LM(>>53)の原型と言うべきモデルで'63年ル・マンのウイニングマシン。
250P→http://bbs44.meiwasuisan.com/bin/img/car/13719628250043.jp...

本330P(画像下と右上)はその進化版で、エンジンは330TRI/LM(>>141)や330GTO(>>107)、330LMB(>>187)と同系ユニット。
また調べた範囲では判らなかったが、兄弟車275Pのエンジンもコロンボ系と思われる。
尚、275Pと330Pの兄弟比較ではル・マンをはじめ、多くのレースで275の方が好成績を示していた。
因みに、250Pと275(330)Pの外形ではフロントとリアの形状(長さ)などに違いがある。(かなり微妙で判りにくいが…)

本画像の330Pは'64年ル・マンで2位に入ったシャーシ(シリアル)ナンバー0818のマシン。
①リンク先の330P(S/N0820)とはフロントボンネット上の左右エアインテイク形状などが微妙に異なっている。
(実は優勝車の275Pを貼るべきかと考え捜索したが、現存車輌写真は見つからなかった)

本画像左上は画像ファイル名では365Pと記されていたもの。その車種の詳細が不明だったが、見たところボディサイドのエアアウトレットの有無などが異なる程度。
なので今回は330Pの形状説明の補完する意味を込めて提示した。

①リンクの繰り返しでくどいが、低いウインドシールドによる功績が大としても250LM(ベルリネッタ)より軽快感のある姿(スパイダー)が非常にスタイリッシュだと思う。

ところで推測に過ぎないが、330LMBを改造した330 GT(orLMB) Spider(http://bbs44.meiwasuisan.com/bin/img/car/13719628250036.jp...)は
この姿を意識して作られたものなのではないかと思うのである。

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213 2014/05/20(火) 19:23:06 ID:048rCRsHL.
>>212
>>38で既出であり、>>40>>118で解説済み。
尚、>>155も同デザイナー作品で>>114同様と思われる。

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214 2014/05/20(火) 19:55:39 ID:ANBCbbbrYM
どなたかこの512Sについての詳細をご存じないでしょうか?

ご覧のとおり、カタカナ表記で「GP.モレッティ」とあります
ちなみに左側ドアには「G.マンフレディ」と同様にカタカナで入っています
両名のコンビで、カーナンバーは17、マルティニのスポンサーでレースにエントリーしたようです。

日本語での表記ですので、当初は国内で512Sが参戦したときの車かと思ったんですが、
512Sが参戦した富士インター200での512Sは、カーナンバー2。違いました。
http://www.sun-a.com/magazine/detail.php?pid=269...

ではこれ以外に#17で参戦したレースがあるのか、調べてみたところ、
ブラジルはインテルラゴスで1970年に開催された、Mil Milhas Brasileirasに#17で参戦した512Sがあったことが判明。
http://www.racingsportscars.com/photo/Interlagos-1970-11-22-53...

ドライバーが、モレッティとマンフレディのコンビで一致、スポンサーがマルティニであるところも一致しました。
おそらく画像の#17はブラジル1000キロに出場した512Sで間違い無さそうです。
ついでに20位と残念な結果に終わったことも判明しましたw

となると一層深まるのがカタカナ表記の謎。

なぜ地球の反対側にあるブラジルで、カタカナネームを掲げることとなったのでしょうか。
個人的フェラーリ最大の謎です

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215 2014/05/20(火) 19:59:15 ID:ANBCbbbrYM
同じ#17のサイドショット。

G.マンフレディとカタカナで書かれていることがわかります

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216 2014/05/20(火) 20:15:52 ID:ANBCbbbrYM
G.マンフレディじゃなくてC.マンフレディーニでした。

Corrado Manfrediniさんスミマセン

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217 2014/06/05(木) 01:11:23 ID:x189dOkW.g
F40も捨てがたいが、レオナルド・フィオラバンティの最高傑作と推す。

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218 2014/06/06(金) 19:14:40 ID:i.vSKfsiJM
既出ですが。

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219 2014/06/06(金) 20:01:27 ID:qshOKKtbCw
>>214
ブラジルは日系移民が多いから・・・とか?

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