330 LMB
LMBはル・マン・ベルリネッタの略。(330 LM Berlinettaと表記される場合もあり)
以下、以前の解説を参照されたし。
http://bbs44.meiwasuisan.com/bin/read/car/1367805344/16... 補足解説
エンジンはコロンボ系の特徴を有する400 Superamerica(
>>79)の4リッターV12をチューンしたもので、
1962年の330 TRI/LM(
>>141)や330GTO(
>>107)と基本的に同じユニット。
変更されたFIA排気量規定(4L)に合わせて250GTOの追加補完的存在だったその330GTOの1963年度バージョンって感じ。
同年のワークスは別のミッドシッププロトタイプに集中していたため、4台中3台の330LMBはプライベーターに割り当てられた。
本車はシャーシナンバー4381SAで、330LMBの1号車であり左ハンドルのレイアウト。
63年のセブリング12時間でデビューしたが、そこでは早期にリタイヤ。同年のル・マン成績はちょっと不明。
その後ボディは改造され、
>>109で述べた330 GT(orLMB) Spider(
http://bbs44.meiwasuisan.com/bin/img/car/13719628250036.jp...)になったが、
1970年代に元の姿(コレ)に復元されたとの事である。
尚、本車リアタイヤ上部の四角い箱状の部分は前後が開放されて(穴が開いて)おり、レース用に太くなったタイヤをクリアするための付加物。
(未掲載だが、250MMピニンファリーナスパイダーなど他にも同様の処理が見受けられる)
ところで、以前に250GTルッソ(
>>71)のボディで250GTO(
>>57)の顔になっているのが好みだと言ったが、
正確には330GTO(
>>107)の顔という感じがする。(あまり変わらないけれど・・・笑)
又、同様に250GTOはスカリエッティデザインと記しているが、
>>58で述べているように
250GTOのデザインは当時GTレース部門主任設計員のジョット・ビッザリーニ氏である。
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