>>12 営利企業である自動車メーカーとしてはクルマが売れなければ存続できないし、
ほとんどの顧客にとってセールスポイントとなるのは「カタログ燃費」の方であり、
「タンク容量」にまで意識を向けるユーザーは少ないのかもしれないから、
致し方ない面もあるのだろうが、せめて自動車評論家たちには、
この問題にもっとメスを入れて欲しいよね。
全国の高速道路では、1日あたり約40件、
年間では約1万5000件ものガス欠トラブルが発生しており、
これは「高速自動車国道等運転者遵守事項違反」になるのみならず、
高速道路上で急に止まって車線を塞いでしまうことは、
他車を巻き込む重大事故を引き起こしかねない。
「自分は高速に乗る前は必ずガソリン満タンにするし、
こまめに給油もするので、ガス欠という間抜けなことにはならない。
だから、別にタンク容量が小さくても一向に困らない」
…という人であっても、自分以外の人間が、年間延べ1万5000人も
高速道路上でガス欠を起こしているのだから、それに巻き込まれて
事故に遭う(最悪、命を落とす)可能性は避けられない。
理論的には、全てのクルマの燃料タンク容量を今よりも増やせば、
そういう事態が起こる確率を確実に減らすことができるのだから。
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