日本の保安基準では後方衝突は
「全面で50km/hで追突された際に燃料漏れしないこと」しか定められていない。
JNCAP(自動車事故対策機構)が試験して評価する
いわゆるカタログを飾る「安全性」は
フルラップ前面衝突試験…時速55kmでコンクリート製の壁に衝突
オフセット前面衝突試験…時速64kmで運転席側だけを前面衝突
側面衝突試験…側面から質量950kgの台車を時速55kmで衝突
同一質量の自動車が停車中の自動車に時速32kmで衝突
これの総合点。
ところが、これらの試験項目すべてで運転席と助手席のテストしかしない。
特に後面衝突は後面衝突の試験にもかかわらず、なぜだか後席乗車員の試験は行っていない。
しかも、試験内容をよく読むと、おかしな事に気付く
「同一質量の自動車が停車中の自動車に」…軽自動車なら軽自動車が追突する
それよりも質量の大きい登録車などは金輪際追突してこないという前提w
北米は、後面衝突の試験を「70%のオフセット状態で80km/で追突」EUも同様で
しかも後席乗員の頭部障害値(HIC)を見ている。
そのHICは指数化されていて3000で即死レベルとされ、クルマによって
100〜10000程度のバラつきがある。
あくまで机上論だが、2000なら死なずに済み、3000なら死ぬかもしれない。
(続く)
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