しかしあちこちを検索していて気になったのは、この説を扱うテキストのどれを読んでも
「~だそうです」「こういうことがあったらしいです」
と伝聞ばかりで確実なソースがどこにもないし、何より間尺に合わない
(少なくとも現行道交法下の日本では)点が多いからだ。
実際に事故現場を想定してみれば分かる。
レスキュー・救助が必要なほどの人身事故の現場。
まず何より、子供を乗せているならチャイルドシートを装着しているはずだから、
たとえ救助者が素人でもシートを見た段階で「子供が被害にあったのでは」という
発想にすぐ至るはず。
また、そういう状況ではガラスにはヒビが入るか割れてしまっていることが多い。
リアガラスが粉々になればステッカーなど役には立たない。
本当に子供がいるという情報を保持したいなら、リアガラスではなく車の板金部分に
ステッカーや塗装を施さなければ意味がないのではないか。
以上のことを考えると、9の理由は一見もっともらしいようで相当無理がある。
レスキュー時にステッカーが役に立ち沿うにはさほど思えないのだ。
もしかして、ステッカーを売りたい業者らが掲げる適当な話ではないか?
と思い、英文版WikiPediaなどに検索をかけてみたところ、どうも海外の都市伝説であり、
「事故の教訓から開発された」というのは事実無根の話だということが検証されていた。
…やっぱりなあ。
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