・このサインは爆発的に売れたものの、すぐにパロディジョーク商品が追随してきたこともあって、
1980年代後半にはあまり流行らなくなってしまった。その後イギリスでも流行したが、
やはりイギリスではイギリス流のパロディジョークサインが発売された。
・Lerner氏がこのサインを考案したのは、「少しでもドライバーの注意力を高めて子供の交通安全に一役買いたい」
という開発意図からであって、ジョーク商品によって本来の志が茶化されてしまったことは不本意だと語っている。
ということで、9の説はかなりの確かさを持って「都市伝説である」としてよさそうだ。
また、アメリカで「Baby on Board」系のサインが廃れたのは、児童誘拐被害の深刻なアメリカ社会においては、
自分からターゲットがいることを知らせるようなものだから、という説もあり、これもなかなか説得力があると思う。
「snopes.com」所収の談話によれば、開発者の原初の意図はやはり「子供を乗せた車に対して
いつも以上に安全運転を配慮するように注意と協力を嘆願する」ことらしい。
私は以上に書いたように、「他人に法で定められていない配慮を要請する」意図を感じ取ってしまう派だし、
「一部のバカが迷惑運転の免罪符に利用している」ことも事実、さらに「救助の際に…」説も都市伝説だと
判明したこともあり、もし今後再び子供を授かる幸運にめぐり合ったとしてもこの手のサインは付けないだろう。
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