(続き)
ところが、かつて一世を風靡したパナソニックも、ある時までは松下幸之助(経営の神様といわれる)
のやり方で良かったけれど、やがて曲がり角が来たわけだし、今の時代に幸之助翁がいたとて
状況は変わらないと思うんだな。
以上、会社の出自や資質や素養という観点からいうと、そうなる。
こと自動車に関しては「シーマ現象」とか日産にヒット作がなかったわけではない。
けれど育ちが良いが故の貪欲さがなくて売れたら売れたで満足してしまって不断の努力を重ねない。
他方トヨタは、まさに「勝って兜の緒を締めよ」で不断の努力を怠らなかった。
これは言い古された表現を使うなら「ハングリー精神」だよ。
ただ、今後の世界を取り巻く状況は予想が不能で場合によっては、上述、かつて「経営の神様」とまで
言われた人の会社でも・・・トヨタもどうなるか?わからないけれど、今のところは日産より良い。
これしか言いようはないわね。
どう考えても企業風土としては名門「日本産業」、しかも名門の中核企業だったわけで
名門意識とプライドはイカンともし難いが、先の事案のように一旦は(ホンダとか他の企業)の
軍門に下っても事業を継続して、やがて逆に頭をとれえば良いわけで、今の日産に必要なのは
(トヨタのように)泥臭い田舎者でも必死に顧客の意見を聞いて必死に改善する。
そしてグローバルも良いが寝食を共にし泣き笑いも共にするような仲間と共に車を作ることだよ。
返信する