センタータンクか否かなんて、些細な問題で、正直どうでもいい。
それよりも、現行フリード2WDの燃料タンクの最大の欠点は、「36L」と、
一昔前の軽自動車並みに容量が小さいこと。
初代フリードでは「45L」だったタンクが容量が一気に10L近くも減った理由としては、
ライバルのシエンタHVと同じ27.2km/Lというカタログ燃費を達成するには、
燃料タンクの容量を減らして、JC08モード計測時の負荷(等価慣性重量)設定の
基準となる「燃料満タン時の車重」を一段階下に持って行く必要があったためだろう。
こうすると、JC08モードでは計測用シャシダイナモの負荷を一気に100kgほど減らせるので、
有利な条件で燃費試験に臨むことができ、「カタログ燃費」だけは大幅に向上する。
しかし、当然ながら「実燃費」の改善効果はほとんどなく、ユーザーは「航続可能距離の短さ」と
「給油頻度の多さ」という不利益だけを被ることになる。
ちなみに、2WDより車重が60kg重いAWDでは、同様に「燃料タンクを小さくする」という
小細工をしたところで焼け石に水で、どのみち、ひとつ下の等価慣性重量のクラスには
移行できないので、開き直ってマイチェン時に「53L」まで増やした。
(「増やした」というか、元々ステップワゴンと共用のタンクを、カタログ燃費のために
アルト・エコのタンクのように内部に仕切りを設けるなどして無理やり容量を減らして
装着していたのを、AWDだけ仕切りを取っ払って本来の容量に戻した…という説もあり)
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