自動車関連の研究開発を行うミシシッピ州立大学の「Center for Advanced Vehicular Systems」が構想する「Car of the Future(未来のクルマ)」として、2年の歳月を費やして製作されたこのBRZは、フロントに850ccのスノーモービル用エンジンを搭載し、後輪を駆動する2基の電気モーターがこれに組み合わされている。容量12.7kWhのバッテリーパックは、電気のみで約80kmの距離を走行可能だ。 2.0リッターのボクサー・エンジンは取り払われ、排気量が減った代わりに、1ガロンのガソリンで走行できる距離は増えた。ミシシッピ州立大学のエンジニアによると、この改造されたBRZの燃費は104mpg相当(約44km/L)にもなるという。重量は1,317kgと、市販されている状態のBRZより30kgほど重いだけだ。0-60mph(約96.6km/h)加速は約5.7秒を誇り、ノーマルのオートマチック・トランスミッションのBRZより1秒も速い。さらに、車体に搭載された電子制御システムが、ドライバーの走行履歴を元にアルゴリズムを最適化することで、航続可能距離が改善されていくという。この開発を行う同大学の「ベーグリー・カレッジ・オブ・エンジニアリング」では、これを「Predictive Engine Control(予測エンジン制御)」と呼んでいる。このプロジェクトで最も好感が持てる点は、スポーツカーのボディがそのまま残されていることだろう。 http://jp.autoblog.com/2017/10/03/subaru-brz-hybrid-s...https://www.youtube.com/watch?v=5gW87lW-u1U