JNCAPの衝突安全性能試験そのものに実質的な後面衝突試験がないからねぇ
フルラップとオフセットの前面衝突試験は実車を使ってやる。側面衝突試験もやる。
ところが後面の衝突試験は、試験車種の前席シートを用い、実車と同様の装着状態で台車上に固定して
この台車に衝突材を打ち込んで追突を再現する。
しかも、見るのは前席の「むち打ちに対する耐性」のみで試験速度といえば、衝突材の発射速度は17.6km/h。
これは停止状態(ブレーキ解除状態)のクルマに対し、後続車が約32km/hで追突した衝撃に相当するというが
ブレーキ状態だと更に実質的な速度は上がるし、普通、停止状態なら何らかのブレーキがかかっている。
その約32km/hという速度もゾーン30での速度。いかに遅いか?は運転する者なら誰でも理解している。
衝突前に制動するから…というが、現にノーブレーキでの衝突事故は枚挙に暇がない。
しかも台車上での前席のみしか見ていない…
冗長になったが、つまりは後面衝突試験はないに等しい。(特に後席に関しては何も見ていない)
これらから導かれたJNCAPの総合評価で以って「メーカーが安全基準に基づいて製造しているから安全」
とかって馬鹿にもほどがあるw
>>1の画から見ても、そして一切の(後席を対象とした)側面衝突試験がなされていない現実とを考えて
この類の車の後席は安全とか危険とか言う以前の問題…ナンセンスだと思う。
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