米国の有力な消費者団体専門誌の「コンシューマー・リポート」が公表した自動車ブランドの総合順位の動きが目まぐるしく、異変が起きた。
昨年まで3年連続で首位を維持していたトヨタ自動車の高級ブランド「レクサス」は3位に後退し、トップに躍り出たのは、
昨年4位の独フォルクスワーゲン(VW)傘下の高級ブランド「アウディ」だった。
きょうの朝日などが報じているが「不正な排ガス規制逃れ問題に揺れるVWグループだが、アウディは路上テストで
優秀な成績だったことや保有者からの修理報告が少なかったことなどが評価された」という。
異変はそればかりではない。トップ10の中に日本メーカーのブランドは5つ入ったが、日本勢の最高は2位の富士重工業の「スバル」。
昨年の 5位からの躍進である。逆に昨年2位の「マツダ」は6位と順位を下げた。「トヨタ」も3位から8位に、「ホンダ」は8位から10位にそれぞれ後退した。
ドイツ勢は、首位の「アウディ」のほか、昨年6位だった「ポルシェ」が4位、「BMW」が昨年の10位から5位と順位を上げた。
米国勢でトップ10入りしたのはゼネラル・モーターズ(GM)の「ビュイック」が7位と、1ブランドだけ。韓国の「起亜」も9位と昨年と変わらなかった。
ブランド力は消費者がマイカーを購入するための大きな動機ともなるが、今回の順位を見ていて、ブランドの価値とは一体何かを改めて考えさせられる番付調査である。
【新聞ウォッチ】米国の自動車ブランド番付に異変、「レクサス」追い抜いた「スバル」
http://response.jp/article/2016/02/25/270423.htm...
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