>>10 初代シルビアのプロトタイプ「ダットサン クーペ1500」が完成したのは
1963年の全日本自動車ショーが開催される少し前。
発表は翌1964年の東京モーターショーに於いてで、発売は1965年4月1日。
ランチア フルビアクーペのデビューは1965年の春だから、明らかにフルビアの
方が後だね。
それと、初代シルビアをデザインしたのは木村一男氏。
ゲルツが日産のデザイン顧問になる以前に、シルビアのエクステリアの原案は出来上がってた。
S13のエクステリアを担当したのは、ホンダから日産に移籍したデザイナーで、
名前はなんだったかな。。。 忘れた…。
410ブルのエクステリアの原案がピニンファリーナであることは、後に造形課
課長になった四本和巳氏がグランプリ出版かなんかの書籍で公表していたよ。
その本によれば、ピニンから提示されたデザイン案を見て、四本氏は日本では
受け入れられないと思ったそうなんだけど、社長のごり押しとピニン側にデザインの
修正を拒否されたので、已む無くあの尻下がりのデザインで発売。そして玉砕。
ピニンへの発注は、造形課の頭越しに社長が行なったものだったので、造形課の
人たちには忸怩たる思いがあったみたい。
似たクルマを引き合いにして、「マネたパクッた模倣した」と決め付けるのは簡単だけど、
それが事実であることを立証するのは、まあむつかしいよね。
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