Chaparral 2A
シャパラルはジム・ホールとハップ・シャープによって設立されたレーシングカー・コンストラターで、
シボレーのエンジンと自前の独創的な車体の組み合わせで'60年代にアメリカのレースで大活躍した名門チームである。
(昔は「チャパラル」って言うてたんがな・・・)
テキサスの金持ち(石油王)オーナーのジム・ホール氏は技術者でもありエースドライバーでもあったすんごいお方。
(現在もご存命らしいな)
で、画像の2Aはシャパラルに最初の栄光をもたらしたマシン。
'64年USRRCシリーズ10戦中5戦を制し、翌65年にはセブリングでフォード、フェラーリら強豪を抑えてホール/シャープ組が大金星を挙げ、
USRRCシリーズ全9戦では第2戦からの8連勝まで記録してしまったんである。
特徴は
>>357ロータスエリートのごとくFRP製モノコックボディであることと、何と言ってもオートマチックのトランスミッション。
今でこそF1なんかで普通のオートマだが、当時チョー画期的であったのは言うまでも無い。
外形デザイナーは
>>90で述べたC2,C3コルベットのスタイリストのラリー・シノダ氏。
鋭角的なラインに氏の嗜好性が感じられるし、ヘッドランプ形状の切り方なんかは
同氏デザインのコルベア・モンツァGTとほとんど同じなんが面白いな。
あまり関係無いが、コレを見ると小生はタツノコプロのマッハ号を思い出すんである。
尚、画像車は普段ペトロリアム・ミュージアムと言う博物館に展示されているもので、ジム・ホール氏自身の所有物らしいな。
ところで、シャパラルと言ったら角度可変ハイマウント・リアウイングの2Fやリアにダウンフォース用ファンが付いた四角い2Jの方が
話が通りやすい人が多いかも知れん。
参考:Corvair Monza GT(コンセプトカー)
http://www.ultimatecarpage.com/pic/2408/Chevrolet-Corvair-Mon...
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