Ford GT40 Mk-II
'66年に悲願のル・マン初優勝、しかも1〜3位独占をとげたGT40マーク2。
前年からマーク2に移行しているが、マーク1が255(4.2L)もしくはコブラ用289(4.7L
>>185)だったのに対し
基本
>>176と同じ427キュービックインチ(7L)に換装、ボディは空力関係を主眼に改良され、位置の高いテールや
ボデイ後半にエアインテイクが追加+大型化されるなどより戦闘的な形態となっている。
尚、リアカウル後部上面2つのインテイクはブレーキ冷却用だそうな。
'66ル・マンのレース結果は以下
1位、② ブルース・マクラーレン/クリス・エイモン組(ボディカラー:ブルースの母国ニュージーランドのナショナルカラー黒+シルバーストライプ)
2位、① ケン・マイルズ/デニス・ハルム組(同上:Gulfっぽい水色+ヘッドランプ周囲が赤)
3位、⑤ ロニー・バックナム/ディック・ハッチャーソン組
画像車は恐らく3位ゼッケン⑤の車輌。世界6大自動車エレガンス・コンクールのひとつ
「コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ」に出展されるくらいだから本物なのではないかと。
ところでこの着順にはいわくがあって、レース終了前にフォードの上位独占が確定した事により
首脳陣が123編隊フォーメーションでのゴールを指示。かなり先行したいた①号車はスローダウンして後続を待った。
そして編隊を組んでゴールする段になって、何を思ったか突然②号車が追い越し、何と①より先にチェッカーを受けてしまったのである。
①号車はこの年「デイトナ」「セブリング」に優勝しており、年間3大耐久レース全戦制覇の偉業達成がかかっておった。
あわてた首脳陣は主催者側に順位の変更や2台とも1位にするなどを要求したが、当然ながら拒否されてしまっている。
悲願達成なるも、フォードにとっては何とも後味の悪い勝利となってしまったのである。
参考
GT40 マーク1(デザインは個人的にこっちの方が好み)
http://bbs44.meiwasuisan.com/bbs/bin/read/car/1331111099/13... http://bbs44.meiwasuisan.com/bbs/bin/read/car/1345117123/46...
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