歌手の中森明菜が19日、大分スポーツ公園で開催された野外音楽フェス「ジゴロック2025 ~大分“地獄極楽”ROCK FESTIVAL~」(20日まで)に出演した。
現地の最高気温が30度に迫ろうとする季節外れの暑さ中、明菜が観客の疲れを吹き飛ばした。名前がコールされると、会場は大声援に包まれた。1曲目に「DESIRE―情熱―」を熱唱。
MCの第一声で「生きてたぞー!」とシャウトし、「期待してた曲になったかな。不安です」と吐露すると、客席からは「最高!」のレスポンスが飛んだ。その言葉に明菜は、満足げな表情を浮かべた。
また、今年7月に還暦を迎えることにも触れ、「10年前なら踊れていたかも。でも、今回、精いっぱいやっているつもりだ!」と照れ笑い。客席からは「かわいい!」の返答が会場にこだました。
「大分愛が生まれ、もっと大分が好きになる大型野外フェスを作りたい!」とTOSテレビ大分が主催している音楽フェス。
明菜は音楽プロデューサー・小室哲哉によるコラボステージ「TK LEGENDARY WORKS」に歌手・氷川きよしらと共に出演した。
昨年7月にファンイベントを開催。当時は17年12月のディナーショー以来となる公の場だったが、今回のフェスは09年の自身の公演以来、16年ぶりのライブ出演となった。
さらに、過去に野外ライブやチャリティーイベントなどへの出演はあるものの、野外音楽フェス出演は初のことだ。
ステージでは、「DESIRE」の他に、「Moonlight Shadow~月に吠えろ」「愛撫」「TATTOO」を披露。
ステージの最後には出演した小室、鈴木亜美、氷川らと共にTM NETWORKの「Get Wild」を熱唱した。
明菜の熱血パフォーマンスに小室は「みんな中森さんのことを待って待ってましたよ! これからどんどん活躍してください! このフェスを機に活躍をお願いします!」とエールを送った。
これに明菜は「とんでもないです。お声をかけてもらわなければ、ここにも立ってなかった」と感謝。鳴りやまぬ拍手に「私もみんなのことが大好きだよ~! ありがとう、ありがとう、ありがとう。
本当にありがとう。また来るよ! 待っててくれるかな?」と満面の笑みで応えた。
明菜は2014年にNHK紅白歌合戦に出場。16年にディナーショーを行い、2年ぶりに公の場に姿を見せた。17年のディナーショー以降は芸能活動を休止していたが、22年8月にXを開設。
体調回復を最優先に療養に努めてきた中、23年10月に「北ウイング―CLASSIC―」をセルフカバーし、音楽活動を“再開”。
同12月にニッポン放送「中森明菜オールタイムリクエスト」に肉声のメッセージを寄せるなど、少しずつだが着実に活動の場を広げていた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7b96d83196c9e501c91ee...
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