マツコ・デラックス(52)と『SUPER EIGHT』村上信五(43)がMCを務めている日本テレビ系『月曜から夜ふかし』が、
3月24日放送分で、街でインタビューした中国人女性の発言を意図的に「捏造」していた問題が、BPO審議入りすることが濃厚となっていることがわかった。
この問題は、同番組内で中国・広州から来た女性にインタビューしたもので、女性が“中国ではカラスを食べる”と話しているように放送したものだ。
日本テレビは《実際には女性が「中国ではカラスを食べる」という趣旨の発言をした事実は一切なく、
別の話題について話した内容を制作スタッフが意図的に編集し、女性の発言の趣旨とは全く異なる内容になっていました》と謝罪した。
これに対し、村上誠一郎総務相は会見で「放送事業者の社会的役割を自覚」するよう苦言を呈した。
そして3月31日、日テレの福田博之社長が「演出の範囲を超えており、あってはならないことだ」と謝罪。それから街頭インタビューを「一切やめている」と明かした。
面白いものを作るということだけに取りつかれた日本テレビ関係者が話す。
「4月10日に“『夜ふかし』がBPO審議入りする”という話が流れました。BPOに人権侵害などと認定された場合、番組は打ち切られることが多い。
中にはかろうじて生き残る番組もありますが、今回は面白いものを作るということだけに取りつかれ、撮影にわざわざ協力してくれた一般の中国人女性を捏造によって差別した。
かなり“罪が重い”です。アイヌ差別をした『スッキリ』も最終的に、打ち切りとなりました。『夜ふかし』は人気番組とはいえ、厳しい状況でしょう。
これまでもパワープレイで街頭インタビューをしてきているという噂も絶えないため、余罪が出てくる可能性もあります」
面白いから人気”なのだろうが、その面白い部分を捏造やヤラセで“ドーピング”するというのはフェアではないだろう。
以前、FRIDAYデジタルは日本テレビに対して、なぜ『月曜から夜ふかし』でこのような編集が行われたのか質問したところ、
《制作スタッフ(ディレクター)が、より面白くしたいと考え、自分の判断で編集をしてしまいました。当該ディレクターは現在、自分の考え自体が誤っていたと反省しております。
プロデューサー・演出等複数のスタッフが下見をしましたが気付きませんでした。制作プロセスを徹底的に見直し、
編集が取材対象者の意図を逸脱することのないように、研修を徹底するなど改めて制作者一同に指導して参ります》と回答していた。
何かと世間の風当たりが強い現在のテレビ業界。日本テレビは変わることができるのだろうか――。
https://friday.kodansha.co.jp/article/42092...
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