ところがプリウスの場合は、Pレンジ(パーキング)からシフトレバーを動かす時には
ブレーキを踏んでいないとシフトレバーが動かない(移動しない)仕組みになっているのに、
Nレンジからは、ブレーキを踏んでいなくてもDレンジにもRレンジにもギヤを入れる事が
出来てしまうのです。
停車中の状態から発進しようとした時にシフトレバーがDレンジやRレンジに入らなくて
Nレンジになってしまう事がありますが、その場合でも本人はDレンジに入れたつもりで
アクセルを踏みます。
しかしギヤはNレンジになっているので、エンジンの回転が上がるだけで車は動きません。
高齢のドライバーは、「あれっ?」と思って更にアクセルを強く踏むが、車は動かない。
そこで慌ててシフトレバーを見て、Nレンジになっている事に気が付きます。
ホンダ車や日産車なら、落ち着いて一呼吸置いてアクセルから足を放してブレーキを踏み、
NレンジからDレンジにギヤを入れてから再度アクセルを踏んで発進することになります。
ところがプリウスの場合は、アクセルを踏み込んだままでシフトレバーをDレンジに
入れることができてしまう。
その途端にプリウスミサイルがスタンバイして「ガクン!」と飛び出しかける。
驚いて慌てた爺さんは、咄嗟にブレーキを踏もうとして足を突っ張ってしまうが、
そのペダルはブレーキペダルではなくアクセルペダルなので、発射準備の整った
プリウスミサイルに点火し、勢い良く殺人兵器が飛び出して行くのです。
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