去年の年末に皆が慌ただしく動いている中での発表だった。
ヤマハ発動機は2018年12月11日、新中期経営計画(2019〜21年)を発表した。
その質疑応答で、日高祥博社長は2013年に柳弘之会長(当時社長)が表明した
乗用車市場への参入を凍結することを明らかにした。
「今進めている中計で事業化を含めて検討してきたが、量産するのにクリアしな
ければならない課題の解決が難しそうだった。もうひとつがどういう地域でどう
いうクルマを出すかをいろいろシミュレーションしたが、投資が大きくて回収
するのが難しいということで、つい最近、普通乗用車の領域に事業として
出ていくのを一旦フリーズした」と日高社長は無念そうに話す。
とちゃっかり期待をもたせるリップサービスを披露。
やはり現実的に巨大投資になるので夢物語に終わった模様。
しかしながら、どれくらいの事業規模になり想定される売上や
初期投資額などは事前に簡単に調査すれば分かるわけなので、
所詮は株価対策だろうと業界からは冷ややかな目を向けられた。
ヤマハの自動車参入は度々出ては消えの繰り返しだが・・
オオカミ少年で終わるのか否かは今後の二輪事業次第だろう。
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