意味がないどころか、販売台数拡大を急ぐあまり一線を超えてしまった。
>VWは拡大戦略をひた走ってきた。ヴィンターコーン氏が07年に社長に就任した当時、
>販売台数は約570万台だった。それを、大胆にも18年までに1000万台にするという
>高い目標を掲げたのだ。
>目標達成に向けて、M&A戦略を積極的に進めた。そして向かった先は年間販売台数が
>2000万台を超え、米国を抜いて世界一の中国市場だった。
>さらにVWは、市場規模1600万台で世界第2位の米国市場攻略を進めた。米国での拡大
>は、VWの悲願であり、最重要課題だった。
>VWはトヨタに追いつくためにも、米国市場での販売を一気に加速する必要があった。
>その起爆剤がクリーンディーゼルだった。失敗は許されないという圧力がディーゼル
>エンジンの不正につながったことは容易に想像できる。
>これは、「成長」というより「拡大」のための「拡大」に陥った証しである。
>実はVWが09年にスズキと包括提携を締結したのは、スズキの小型車の生産ノウハウ
>が欲しかったからだといわれた。一方スズキはVWの環境技術に期待したといわれた。
>ところが拡大路線を走るVWは、スズキを傘下におさめようとするばかりで、スズキ
>が期待した環境技術の提供は得られず、それが提携ご破算の原因といわれた。
>今振り返ってみると、VWはスズキに環境技術を提供しようにも、そもそも技術を
>持っていなかった
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