>>40 一概にそうとは言えない。
純正フォグでも盛大に上方拡散光が出ていて眩しい物もあれば、後付フォグの中にも、
ロービームより低い位置にきちんとカットラインが出ていて眩しくない物もある。
ちなみに、トヨタ車から採用が始まり、最近では各社の純正フォグでも主流になりつつある「H16」という
バルブの場合は単純に暗いので、配光云々にかかわらず、絶対的な光量不足のために眩しくはない。
一昔前まで主流だった「HB4」や「H11」の消費電力が50W以上だったのに対して、この「H16」は僅か19W。
これは、ウインカー用シングルフィラメントの「T20」バルブ(23W)よりも低い。
当然、暗過ぎて、いざという時の霧灯としては全く役に立たず、完全にイルミネーション・ランプでしかない。
その代わり、発熱量が著しく少ないので、リフレクター・レンズ共に樹脂製で小さく薄くできて大幅な軽量化が図れ、
消費電力の低さによるオルタネーターへの負担減と合わせて、燃費の向上につながる。
ユーザーに「低燃費な車だ」と思わせることと引き換えに、濃霧時のアクティブセーフティを低下させるのは、
自動車メーカーとしていかがなものかとは思うが、このお陰で最近、純正フォグによる“光害”は減ってきている。
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