Fiat Abarth 695SS Assetto Corsa
>>199Fiatヌオーバ500のスポーツ仕様”スポルト”の開発協力をしたアバルトが、”スポルト”販売終了を契機に自社ブランドとして世に出したのが、
Abarth595('63年)で、その追加仕様とも言うべきなのがこの695('64年)である。
アバルト仕様はノーマル500から専用の一体鋳造シリンダーやピストン、カムシャフトに換装され、さらに得意の専用オイルパンやエキゾーストシステム、
そして大口径のソレックスキャブが与えられ、695SSの場合排気量689cc(+200cc)にアップされ、ノーマル18ps(最高速85km/h)に対し32ps,130km/hをマークしている。
だが外観はほぼノーマルのままで、サソリエンブレムかエキパイ、リア下部に覘くオイルパンが見分けポイントであったに過ぎない。
やがてこれら最小の「羊の皮を被った狼」らは、欧州の若者達に支持される事となり、大ヒットとなったのである。
そしてその695のコンペ仕様にあたるのが「695SSアセット・コルサ」。
10インチ径ワイドホイールと特殊ジョイントでのワイドトレッド化がオプション選択でき、パワー38ps最高速140km/hとなっている。
当時イタリア本国や欧州大陸で人気を集めていた700cc以下の超小型ツーリングカー/GTレースではBMW700(
>>273)らと戦い、大活躍したのである。
画像はそのアセット・コルサ(別スレにUPしたヤツと同車:レプリカかも知れんが)で、
ドアが前ヒンジである事から'65年以降のヌオーバ500Fがベースとなっている。(
>>199は後ヒンジ)
どう見てもただ者には見えない姿は羊の皮が剥け掛かっているが、やっぱカッコかわエエのお。
わいは独立したFiat500専用画像ホルダーを持ち、その中でも多数を占めるのがアバルトであるくらい超大好きなんである。
(デロリアン同様にルパンの影響は否定しない)
因みに、アバルトのマークがサソリなのは、創業者カルロ・アバルトの誕生日(11月15日)がサソリ座に含まれることに由来している。
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