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ひたすらカッコイイ車画像を貼るスレ
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
>>168で少し言及したフランコ・スカリオーネデザインのインターメカニカ・イタリア。
この2年くらいでネット上の画像が急激に増えているが、当然であろう。
非常にマイナーな米欧混血車ではあるが、世界中のカーマニアがこんなカッコ良いクルマを放っておくはず無いからな。
その他前に言った事↓
http://bbs44.meiwasuisan.com/bbs/bin/read/car/1331111099/32...

'72年登場のドロマイト。画像のスプリントは英国にとって輸入車のBMW2002tiiやアルファロメオ・アルフェッタなどの
高性能サルーンに対抗する為に用意されたスポーツ仕様で、シングルカムながらも2キャブ16バルブ2000ccで127psを発生していた。
デザインは当時のトライアンフ車を数多く手掛けていたジョバンニ・ミケロッティ。
コレを見るとホンダ1300(77や99)を連想し、もしかしたらネタ元かと思ったが、ドロマイトの方が後発だったわい。
つまらん余談だが、かつて小生は登山で有名なドロミテの靴を買ったことがあり、Dolomiteをドロミテと読んでおったが、
どうやらそれはイタリア語読みのようだ。
似たような話では>>228で言ってるアルパインはAlpineと書き、あのアルピーヌと同じだったりする。
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既出車でしたが・・・
ベレットは'63年デビューで、翌年OHVながらSUキャブ2基でクーペのGTを追加。GTを呼称する最初の国産車であった。
>>221の117と同じG161W型1600ccDOHCソレックス2キャブ120馬力のエンジンを搭載したGTRは'68年3月発売である。
画像車はGTRの外観に似るが、ちょっと突っ込み所満載である。
1、オリジナルGTRのマットブラックボンネットは塗り分けしていない。
2、フロントのマーカーランプ形状は68年型以前のGT以下グレードの形状。
3、GTRはリング以外のミラーボディとワイパーがブラック仕上げ。
4、ボディサイドの「R」エンブレムの位置(高さ)が低い。
5、GTRにあるリア・クォーターピラー下部のルーバー状エアアウトレットが無い。
6、ホワイトリボンタイヤはGT以下グレードの特徴。
以上の事から、恐らく1600GTあたりから改造したものかなと推測する。
しかしながら、輸出していたかも疑わしいほどの古いベレットを異国の地で愛し、
さらに画像左奥にはベレットセダンもちらっと見えるので、相当のファンであると思われます。
加えて、国内では中々手に入らない超高解像度(元絵はUP画像の2倍以上あった)の写真を与えてくれたので、
私が独断と偏見で、それが「GTR」であると勝手に認定致します。
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'66年に悲願のル・マン初優勝、しかも1〜3位独占をとげたGT40マーク2。
前年からマーク2に移行しているが、マーク1が255(4.2L)もしくはコブラ用289(4.7L>>185)だったのに対し
基本>>176と同じ427キュービックインチ(7L)に換装、ボディは空力関係を主眼に改良され、位置の高いテールや
ボデイ後半にエアインテイクが追加+大型化されるなどより戦闘的な形態となっている。
尚、リアカウル後部上面2つのインテイクはブレーキ冷却用だそうな。
'66ル・マンのレース結果は以下
1位、② ブルース・マクラーレン/クリス・エイモン組(ボディカラー:ブルースの母国ニュージーランドのナショナルカラー黒+シルバーストライプ)
2位、① ケン・マイルズ/デニス・ハルム組(同上:Gulfっぽい水色+ヘッドランプ周囲が赤)
3位、⑤ ロニー・バックナム/ディック・ハッチャーソン組
画像車は恐らく3位ゼッケン⑤の車輌。世界6大自動車エレガンス・コンクールのひとつ
「コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ」に出展されるくらいだから本物なのではないかと。
ところでこの着順にはいわくがあって、レース終了前にフォードの上位独占が確定した事により
首脳陣が123編隊フォーメーションでのゴールを指示。かなり先行したいた①号車はスローダウンして後続を待った。
そして編隊を組んでゴールする段になって、何を思ったか突然②号車が追い越し、何と①より先にチェッカーを受けてしまったのである。
①号車はこの年「デイトナ」「セブリング」に優勝しており、年間3大耐久レース全戦制覇の偉業達成がかかっておった。
あわてた首脳陣は主催者側に順位の変更や2台とも1位にするなどを要求したが、当然ながら拒否されてしまっている。
悲願達成なるも、フォードにとっては何とも後味の悪い勝利となってしまったのである。
参考
GT40 マーク1(デザインは個人的にこっちの方が好み)
http://bbs44.meiwasuisan.com/bbs/bin/read/car/1331111099/13...
http://bbs44.meiwasuisan.com/bbs/bin/read/car/1345117123/46...

ベータ・クーペは73年登場で、印象が薄いが74,75年にWRCにGr.4で参戦。熟成途上のストラトスをサポートし、ランチアのメイクスタイトル奪取に貢献している。
画像のランチア伝統マスクタイプは'79年以降のシリーズ2で、クーペは84年まで製造された。
ところで、上のクーダ、FTOと同年代だが、欧州(ラテン)車は雰囲気が随分違うなあ。
ベータはフルビア(>>136)から続く古典的なクーペスタイルながら、スポーツ車として華飾を廃し軽快感を重視したスタイルが魅力的だな。
余談だが、この3台を見比べると当時の国産車が完全にアメリカの方角を見てデザインしていたのがよく判る。

>>184で述べた大統領公用車。71年に当時のポンピドゥー大統領からアンリ・シャプロンに発注された。
約70cm延長された5.6mの巨体は1.8tにも及んだが、E/Gはノーマルのマセラティ製V6,2.7Lのままである。
72年にエリザベス女王とエディンバラ公のパリ訪問時にパレードで使用されたのが最初の公務となった。
画像は誰を乗せているか最初不明で、右前ポールの国旗も判らなかったのだが、調べたらイギリスの王旗である事が判明。
さらに横に座る男性がミッテラン大統領である事も確認できたので、恐らく1992年フランス訪問時のエリザベス女王であろう。
尚、群集の合間で撮った写真かと思うが、騎兵やバイク、ピラーに遮られることなく、しかもお2人共カメラ目線というスーパーショット。
しかも女王陛下は手を振っておられるし、余計な運転手達はしっかり隠れてるというオマケ付き。
俺的には長いSMプレジデンティーレもほぼ全部入ってるのがプラスポイントだな。
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またコレかって言われそうですが・・・
ヤンチャでキュートなミニギャング的雰囲気がアバルト1000TCR(>>176)と同じくらい好き。
尚、デザインは'60年発売の初代シボレーコルベアの開発中に、それを盗み見たデザイナーがパクったものらしい。
(コルベアのデザインはミケロッティが追従するほど、多くのフォロアーを生んでいる)
↓TTについて。大したこと言ってませんが
http://bbs44.meiwasuisan.com/bbs/bin/read/car/1345117123/44...
↓初代コルベア(セダンタイプはウルトラマン・科学特捜隊の車輌)
http://bbs44.meiwasuisan.com/bbs/bin/read/car/1326722308/17...

ロータスエランに'67年追加された「プラス2」。
4人で乗れるようにとエランに比べ全長で60mm、幅で約25mm大きい4シータークーペ。
バックボーンフレームにFRPボディという構成は普通のエランと同じで、
E/Gは重量増を考慮して118psにアップされていたそうな。
個人的な推測に過ぎないが、写真を見た感じではキャビン(上屋)のコンパクトさから、
4人乗りといってもRX-7程度の居住性ではなかろうかなと想像する。
↓普通のエラン・シリーズ3(ウンチクはありません)
http://bbs44.meiwasuisan.com/bbs/bin/read/car/1345117123/25...

'55年ル・マンのメルセデスによる観客84人死亡の大事故により、世間でレースへの批判が高まる中、ジャガーもレースへの自粛を余儀なくされた。
それにより、巨額を投じDタイプ用に開発していたV12が宙に浮いてしまう事に。
開発資金回収の為、外部レーシングファクトリーへのエンジン供給案が浮上し、白羽の矢が立ったのがオリジナル車体を製造するリスター社。
'58年完成したリスター・ジャガーは、新設計されたスチールフレームとアルミ製ボディに3,800㏄V12エンジンを搭載。
大きく抑揚の付いたボディ形状から"Knobbly Lister"(でこぼこリスター)と呼ばれ、英国国内選手権を中心にレースで大活躍をした。(初期型は17台生産)
と、以上はとあるサイトからの超要約コピペ。
お気に入りなのは、古典的でセクシーなフォルムながらも「でこぼこ」のせいで、とても力強いフォルムが魅力的だから。(特にリアフェンダーからテールにかけて)
尚、奥のリスターはシボレー(コルベットのV8)のエンジンを搭載したタイプ(約50台生産)と思われる。
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またしても12.7mmM2重機関銃を背負ったウィリスにしようかと思ったが、
単葉レシプロ機もこよなく愛するのでコレを。
後ろはダグラスDC-3“Dakota”で、大きいけれど爆撃機ではなく輸送機(旅客機からの転用)ね。
太平洋戦争における米軍の勝利は、資源や物量、工業力の差ばかりではなく
こういった地味な輸送機(艦)による後方支援(=ロジスティクス )の充実も要因の一つである。
(日本帝国軍はそれをことごとく潰されてしまい前線が痩せ細ってしまった)
参考
12.7mmM2重機関銃付きMB
http://bbs44.meiwasuisan.com/bbs/bin/read/car/1331111099/42...
http://bbs44.meiwasuisan.com/bbs/bin/read/car/1345117123/15...
DC-3“Dakota”の美しい別アングル画像(↓飛行機が好きな人だけ向け)
http://bbs63.meiwasuisan.com/bbs/bin/read/arms/1344802051/1...

SCはいつも4ドアセダン仕様ばかり貼っていたので、今回はクーペで。
尚、80年代初頭の国産スポーティーカーが好きな人で、
このクルマのフロントグリルを見て何も感じない人は眼科を受診すべきだろう。
↓それを含めたウンチク
http://bbs44.meiwasuisan.com/bbs/bin/read/car/1331111099/43...

現代において主流のE/G横置きFWDが概ね採用する“ダンテ・ジアコーザ”式を'69年に初めて量産大衆車で実現したフィアット128。
先に世に出た拡張性、汎用性がやや低いミニのイシゴニス方式や、スペース効率の悪いシトロエンの縦置きE/GレイアウトFWDが主流にならなかったことからも、
革新的レイアウトと言えるものをこのセダンは有しておった。
因みに、このクルマのパワートレインを逆さまにし、座席後ろに配置したクルマがX1/9(>>152)である。
スペース効率の高さを素直に表現した、平凡ともとれる四角いスタイリングが返って魅力的で、
さらにその真摯な表現にちょっとワイルドなスパイスを加えた、この「ラリー」が特にお気に入り。
(尚、画像のフロント・チンスポイラーはノンオリジナル)
131Abarth、ルノー8、シムカ1000ラリー、BMW2002Turbo、アルファGiulia Ti 、NSU TTなど、こういう奴らが俺にはたまらんのよ。
ついでに言えば、510ブルSSSやFRの初代カムリ、ジウジアーロデザインと噂される4代目カローラセダン1600GTなんかも同類なんだな。
ところで、この写真を撮ってWEB上にUPして下さった方に感謝します。
スーパーカーやEタイプのような有名なクルマの美麗写真は多数見かけるが、こういった地味なクルマのそれは非常に少ないので。

○「変な加工はやめろ、名車のラインが台無し」との意見。
→「元画像を貼れ」という意味だとすればお断りします。
苦労して入手した虎の子の美麗画像を、恐らく俺とは価値観を相容れない9割以上のここの住人に
タダでくれてやる程お人良しじゃないんでね。そう、自分で頑張って探しましょう。
俺に同調できる人には提供してもいいなと思うけれど、そういう区別もこちらからはできないしなあ。
「何て了見の狭いヤツ」って思うなら、どうぞ構いませんよ。
○「誰のレスもないのに続けるなど、自己顕示欲満足させられる唯一の場所なんだから、生暖かい目で見てやれよ」 との意見。
→もちろん自己顕示欲はありますとも。
只、一人でこつこつ続けてるのは、今以上に旧車を知る勉強にもなるっていう理由もある。
ウンチクを語ってる場合は、自分の曖昧な記憶を保管するため一応本なりネットなりで確認作業を行い、
間違った事を書いて揚げ足を取られないよう非常に注意しながら書き込むため、すごくに頭に入ってくる。
ボケた頭に調度イイし、最近は知ってる車が増えたので、旧車の本も楽しく見ることが出来るしな。
○「画像サイズがゴミ同然。しかもこんな劣化画像より4Kクラス高解像度の綺麗な画像はいっぱいある。無視した方がよい」
→俺が1920×1080の解像度にこだわる理由は簡単。自分のモニターがその解像度だからだよ。
はっきり言って自分用の壁紙として「劣化」作業してる次第。
何か解像度や壁紙事情についてひけらかしてるが、4Kの壁紙を楽しめるモニターを持ってる人なんてそんなにいるか?
第一ここのUP画像容量限度500KB以内で、そんなでかい画像をJPEG圧縮かけたら荒れまくっちゃうわ。
ここの掲示板もつまらないが、さらに自分のつまらなさを楽しそうにやってるヤツのせいにしたい気持ちも分かりますが、
まあ、「お気の毒です」と言うしかないんだよなあ。
以上、ここを荒らされて貼れる画像が少なくなるのは嫌だったので、地下に沈んでから返答しました。
(尚、画像のミウラは以前に俺がUPした生画像が劣化したものです。
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前々からUPしたいと思っていたクルマで、上記解像度条件で素敵な画像が見つからず困ってたんだが
先ほど、とあるサイトの新作ページこの画像を発見、この度めでたく登場と相成った。
スパイダーは1965年トリノショーで発表され、2LのDino V6エンジンで66年から69年までの4年間に1133台、
画像の2.4L のモデルは69年から72年までの4年間で424台が製造されたとの事。
識別点としては、フロントグリルに2本線が入るのが2.4Lだそうな。
ベルトーネデザインのクーペ(>>224)に対しこちらはピニンファリーナ。
もちろん外板はすべて別物だし、俺が確認した限りではインパネも完全に別物。
う〜ん、金が掛かってるなあ〜。
ところで、フロントフェンダーの膨らまし方にとても特徴があって、そこがFiat Moretti 850 Sportivaに凄く近似するのだが、
モレッティ・スポルティーバをミケロッティデザインと推測する小生としては、このスパイダーも
当時ピニンファリーナの工房に出入りしていたという彼が関与していたんではないかと思っているのである。(←あくまで推測ね)
参考
Fiat Moretti 850 Sportiva
http://bbs44.meiwasuisan.com/bbs/bin/read/car/1331111099/39...

初代ルーチェのデザインをベルトーネ(=ジウジアーロ)に依頼するなどヨーロピアンなクリーンテイストを目指していたマツダだったが、
当時の日本市場のニーズに合わず、>>257サバンナの様なゴージャスなアメリカンテイストへ路線を変更。当時はロータリーへの高評価もあり一定の成功を見た。
オイルショック後は世のトレンドを先取りする形で、2BOXだがFRのファミリアや同時期のカペラ、そしてこのRX-7など(デザイン上は)再びヨーロピアンテイストへと舵を切ったのだが、
アメリカンな装飾(=小手先)ではごまかせない事もあり、デザイン本来の造形クオリティはあまり高くなかったな。
(SA・RX-7での具体例としてはフロントスポイラーの接合ライン。当時はすでに、デザイン上では形状の変わる稜線でのパーティングは御法度であった)
尚、「好きなマツダ車」スレで言及済みだが、後年オペルから河岡氏(デザイナー)を招聘してからは、造形クオリティが格段に高くなっている。
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画像はDSの廉価版たるIDのラリー仕様。
①IDについて
トラクシオン・アヴァン(>>213)からモデルチェンジしたのがDS(55年)だが、革新的な構造が複雑だった事もあり、価格が前者に対し飛躍的に高くなってしまっていた。
そこで用意されたのが廉価版のID(56年)。パワーアシストのステアリング、ブレーキ、ギアセレクトシステムを切り捨て、マニュアルトランスミッションのみの設定。
DSとの外観上の主たる違いは(前述しているが)FRP製のルーフが白色のみである事。
②ラリーでの活躍について
長いホイールベースや優雅なイメージから想像しにくいが、DSと共にIDは登場当初から長距離ラリーで活躍。59年のモンテカルロラリーではID19が優勝している。
65年のイーストアフリカンラリーでは完走17台中5台がDSとIDというタフネスさを見せ、レース上ではハイドロによる走破性とクルマの持つ耐久性の高さをアピールしていたのである。
(66年モンテカルロでは先着BMCミニのレギュレーション違反による失格があるが、1〜3位の独占)
レース仕様は画像のようにリアホイールアーチが大きく削られていたり、市販車上級仕様であるパラスと同じフォグランプを備えている。(フォグはレースによっては更に追加もあり)
実は手元にショートホイールベース2ドアのラリー仕様の画像もあるのだが、解像度がやや小さく、検索しても大きいのが見つからず今回UPは断念。(その仕様の詳細も不明だし)
いずれにせよ、俺のイメージするDS(ID)のキャラクターから外れたワイルドなラリー仕様には心くすぐられるものがあるなと。

以前にもUPしている2CVのフルゴネット。
リアオーバーハングが長くてハイルーフなのはAKの特徴だが、ボディのリブが凸ではなく凹なので、
'70年以降のAKSというモデルだと思う。ただし荷室サイドウインドウが4枚のタイプはあまり知らないなあ。
ところで、最近エブロという小規模プラモデルメーカーからこの1/24フルゴネットが発売された。
エブロの社長は元タミヤの設計者であり、そこで乗用車タイプの1/24・2CVを以前担当された方なのだが、
新製品エブロ・フルゴネットの前半分はそのタミヤの部品が使われている。
いわゆるのれん分けでは無く、完全独立したメーカーに対し、部品を供給するタミヤは偉いし、それを承諾させたエブロも凄い。
こんなマイナーなクルマがそんない大量に売れるとは思えないが、業界の活性化の為それでも射出成型機を稼動させるタミヤ決断と
それを促したエブロの熱意の賜物だろう。
上の方で記述済みだが、日本のサブカルチャーが外国から「クール」と呼ばれる本質(=熱意、愛)がそこに現れていると思うな。
↓フルゴネットに関する以前のウンチク
http://bbs44.meiwasuisan.com/bbs/bin/read/car/1331111099/12...

上のNapier Railtonで、前に貼ったモノと違うのを探すべく画像での検索中に発見。
以前、Ford RS200の時に述べた事と同じだが、このクルマでの背景空間を意識した美麗画像+高解像度はとても珍しい。
以下はF40のスタイリングに関する私見。(単なる思い込みに過ぎないのでウンチクにも満たない)
F40を非常に美しいクルマと思っているのだが、それにしては垂直に切り立ったリアウイングが非常に疑問に感じる。
普通なら唐突過ぎる形状に違和感を覚えるはずなのに、それをあまり感じさせないのは、それ以外にも「垂直」の要素を他に用意しているからだろう。
例えば、フロントフェンダー後端とドア前端の段差やサイドのエアインテイク、後端の4連のエアアウトレットなど、
それらを垂直ライン基調とする事により、ウイング部の唐突さを軽減していると思える。
さらに言えば、そのウイングはボディと一体化させているというよりは、ギリギリの塩梅で後付感を持たせる事で、軽快感をも生んでいると感じる。
(この辺は、カウンタックの四角いリアクウォーターインテイク部の唐突さと同様の印象)
そして、308を原型としつつレーシーな四角いボディ断面形状に変更されているが、その実緊張感の高い絶妙な曲面で構成されている事が
このクルマ特有の妖しい魅力となっていると思うな。
後継のF50について言えば、リアウイングが一体化していることで返って重たく見えるし、丸みを帯びたフロント部分の造形は
F40の研ぎ澄まされたそれにはとても及ばない。F50は専用ボディを与えられていて制約が少ないはずだが、俺の個人的な格付けではF40が数倍上である。
尚F40は、原型である308GTBと(>>178)同じレオナルド・フィオラヴァンティのデザインである。

後の1500シリーズと共に'50年代末、経営危機状態にあったBMWを支えた700。
同社モーターサイクルのアイコンとも言える水平対向2気筒E/Gを搭載したイセッタとの共通性が高い600をベースに、
ホイールベースを延長して一般的なボディ形状に変えられて'59年8月に登場。
デザインは1500シリーズと同じジョバンニ・ミケロッティ。
多く理由はRRレイアウトの共通性に起因するが、同氏による美しい日野コンテッサクーペと近似性が感じられて面白い。
参考
BMW 600
http://bbs44.meiwasuisan.com/bbs/bin/read/car/1345117123/36...
BMW 1500シリーズ
http://bbs44.meiwasuisan.com/bbs/bin/read/car/1331111099/42...

戦前にインディ500などで活躍したスタッツ・ブランドを復活させるべく、
アメリカの起業家と元クライスラーのチーフデザイナーによって作られたブラックホーク。
ベース車はオリジナルカーに強い興味を示し当時ポンティアック部門のトップであったジョン・デロリアンの協力の下
ポンティアック・グランプリが選択され、1970年から生産が開始された。
生産はベース車をイタリアの工房に送り、職人達による完全手作りの車体、内装が仕立て上げられた後、
米本国へ空輸で送り返すという贅沢な方法が取られ、米国内で販売された。
価格はベース車グランプリの4000ドルに対し約2万ドルにも達していたが、
そのクラシカルな風情とプレミアム性を高く評価され、多くの富豪によりカルト的人気となった。
顧客リストには中東の王族や(オヤジしか知らないと思うが)ディーン・マーチン、サミー・デイビス.Jrなどハリウッドスターが名を連ね、
特にプロトタイプを納車させたエルビス・プレスリーは4台のスタッツを所有していたとされる。
前述の起業家(経営者)がリタイアする直前の1987年まで細々と生産され続けたとの事。
尚、上記デザイナーはヴァージル・マックス・エクスナーという人で、初代クライスラー300やインペリアル(>>142)を手掛けており
スタッツのクラシカルかつラジカルな雰囲気は、一般的デザインに不満を持っていた彼が意図したもの。
飛び出した目玉(H/L)がインペリアルのそれに少し似ていて面白いな。
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フランスのギ・リジェが建設業で得た莫大な富を使って興したコンストラクターで、JS2は1971年から75年まで生産された。
シトロエン・SM及びマセラティ・メラクと同じV6DOHC・2,670ccのエンジンだが、SMよりハイチューンの195ps/6000rpmとし、ミッドに搭載。
当時のロータスなどと同様、テールランプなど各部のパーツにはプジョーやシトロエンのものが多く流用されていた。
尚、JSなる名前は、ホンダF1・RA302で事故死したギ・リジェの親友、Jo Schlesser(ジョー・シュレッサー)の名前に由来する。
前回はレースバージョンの写真を貼っていたので、今回は公道仕様を。
ヘッドランプは画像のリトラクタブル式の他に透明シールド内に固定された丸型4灯タイプもあったようだ。
↓JS2のレースバージョン画像とデザイナーに関して
http://bbs44.meiwasuisan.com/bbs/bin/read/car/1331111099/38...

>>129のベースであるフィアット124スポルト・スパイダーの先代にあたる車で、それと同じくピニンファリーナのデザイン。
フロントグリル形状の異なる1500カブリオレや後の1600Sカブリオレも存在した。
ショルダーラインの抑揚も大人しく、ブランド固有のフェイスも持たないが、先に発売されたアルファ・ジュリエッタ・スパイダーと同様に
老若男女の誰が乗っても「素敵なオープンにお乗りですね」と声を掛けられそうな雰囲気がピニンファリーナの真骨頂だろう。
個人的にはフロントグリル形状がやや煩雑な1500,1600より、この1200の明快で楽しげなグリルがラテンの晴天下にぴったりだと思う。
尚、クーペバージョンも存在し、そちらはピニンファリーナの販売網で直接取り扱われていた。

当時、実車を覘き見て後席の狭さに驚いたが、クルマの基準サイズが大きくなった今見たらさらに驚愕モノであろう。
ところで、あらためて見ると結構カッコイイわい。
'60年発売だが、3次曲面のリアウインドウを含めた全体造形も素晴らしいのだが、特にボディ下端を内側に折り込む手法は、
造形に厚みを持たせるテクニックとしてトヨタが'80年代(初代と二代目カローラFXの頃)に好んで使っており、それを先取りしてるな。
さすが、戦後日本の工業デザインを牽引した小杉二郎先生ならではの作品である。
また、俺はカッコイイと思う後発コスモ(>>123)に共通点が多いが、コスモのデザイナーはこのクルマを意識してそうしたのだろうか?(むしろオマージュ?)

クライスラー系列車ダッジやプリマスを指す別称「モパー(MOPAR)」のコロネット。(1965〜70の第5世代)
フルサイズよりはやや小ぶりなBボディだが、全長5.33m×全幅1.95mと日本では十分巨体なり。
尚、チャレンジャー(>>159)やバラクーダ(クーダ>>241)はEボディと呼ばれていたとな。
画像の「R/T」とは、「Road(公道)&Track(サーキット)」の略で、ダッジ伝統の最上級高性能モデルのグレード名。
レースエンジンのディチューンバージョン426HEMI(ヘミ)がオプションで用意されていたが、約1000ドルという高額の追加金額が必要だったとかで、
羨望の的ではあったが当時の米国若者達には高嶺の花だったそうな。
以上も含めWebCGで言われていることだが、同時期の箱スカに顔が似ていて何か面白いな。

カルト的嗜好の物件なので、見ている人にはどうでもいい画像(=クルマ)かと思われるが、
結構苦労して見つけた画像なんである。
探し方としては、
①このクルマが出場したクラシックラリーを調べる。
②そのラリーをレポートしている人で、高解像度の画像を公開しているサイトを探す。
③そのレポートの画像集の中から見つけ出す。
このクルマの場合、そのラリーを撮影したが、こいつの車名を知らない人もいると想像できるので上記の手法をとる。
なので、上の画像はGoogle画像検索で車名を打ち込んでも出てこないものでなんである。
以上は、現実逃避を含めた俺の趣味生活の一端を紹介した次第。
個人的には、画像車程度に追加擬装が少ないオリジナル状態を保ったもので、
(現WEB上では希少な)もうちょっとサイドビューなアングルを渇望していると述べておく。
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繰り返しになるが、スレ主によって消された「ビンテージ」スレから、現在、引越し(復活)作業中である。
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あっちに貼られる前にUPしとこっと。(・・・って誰も貼らねーか)
'72年パリサロンデビューのショーカー兼安全研究車。
エクステリアは当時のチーフデザイナー、ポール・ブラックがまとめたものだが、
インテリアはバイクのスズキ・カタナでお馴染みのハンス・ムートが手掛けている。
メーターの針部分だけを四角い窓内に表示させ、それをズラッと並べたところが特徴的。
どうやら2台製作された模様で、こちらにはリアホイールカバーが付いている。
尚、車体の中心が暗くなっていて影ってるように見えるが、どの写真を見てもこうなので
元々斯様なる風変わりな2トーンのカラーリングになっているんだと思われる。
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アルゼンチンIKA社の国産車トリノ。1975年にルノーに買収されてRenault Torinoとも言う。
AMC製ランブラー・アメリカン(Rambler American)をベースに
専用デザインの前後ボディパネルを取り付けたに過ぎないクルマである。
ネット上をウロウロして偶然出会った代物で、単なる珍車の部類かと思うが、
俺のアンテナにはヒットしたんである。
尚、ヒットの可否は単純に「カッコイイか否か」でしかないんだが、このクルマはビンゴ!
Wikiによれば担当デザイナーは元ピニンファリーナ在籍のイタリア人との事。
ベース車ランブラーと大きくは違わないが、サジ加減が絶妙でこっちの方が断然カッコイイ。
さらに言えばフォグランプが丸型のタイプはもっとステキで、良画像が見つかっていればそちらをUPしたかったのである
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シャップ・フレール・エ・ジェラサン (Chape frères et Gessalin)の頭文字である
CGによる軽量スポーツクーペ。
CGは初期のアルピーヌ等のボディを製作していたメーカーで、このクルマはRRであるシムカ1000ベースの車体に
1200Sクーペのエンジンを載せたもの。
足回りはシムカ1000そのままに等しいしエンジンチューンもないが、空力的な軽量FRPボディを利して最高速185km/hまで引っ張った。
画像だとA110風でスポーティに見えるかもしれないが、ファミリーカーベースのままのタイヤが小さいせいもあり
どちらかと言えばマーコス・ミニに近い、攻撃性とファニーな印象が混ぜこぜになってる感じ。
また空力的といいつつも、垂直に切り立ったリアウインドウもアクセントになっていて面白かったりする。
ところで廻りのクルマ達も面白さいっぱいで、マトラM530(右奥)やアルファスッド・スプリント、ルノー 16(左のヘッドランプ)など
俺にとってはお宝満載の場所である。
参考
Simca 1200S Coupe
http://bbs44.meiwasuisan.com/bbs/bin/read/car/1331111099/24...

'63年登場の二代目(>>90)はスモールブロックと呼ばれる327からスタートしたが、
アメリカで急速に拡がった熾烈なパワー競争の波に乗って'65年にはビックブロック396、翌'66には427ユニットへと進化することに。
'67の427には5種のバリエーションがあり、画像車のベースL88はその最高峰。
ほぼレースエンジンのままとかで500HP以上を発揮していたらしい。(保険料抑制のためカタログ値は430HP)
ところで、C2の世代寿命は'63〜67のたった5年で、C1の10年やC3の15年と較べると非常に短い。
これは、上記パワー競争に準じた形態のマッスル化が世間で求められるようになり、
アフターマーケット市場に出回り始めたアルミホイールと超ファットタイヤの装着が流行したのだが、
C2はラリー・シノダデザインの美しいタイヤハウスラインが災いして、それに対応できない事がモデルチェンジを早めた理由の1つらしいな。
(画像車はファットタイヤを履けているが、レース仕様でありフェンダーがブリスター状に大きく改造されている)
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'55〜57年ル・マンのDタイプによる破竹の3連勝も、60年代のジャガーにとっては過去の栄光となり、
慢性的な経営難に陥っていたこともあり世界耐久選手権での総合優勝は夢の彼方に。
しかも当時の親会社ブリティッシュ・レイランドは金食い虫のワークスレース活動には甚だ否定的であり、
レーシングカー開発資金の調達もままならない状況だった。
それでも'64年ジャガーの開発陣は新型プロトレーサーの設計に着手、それがXJ13である。
V型12気筒エンジンを用い、当時ローラやロータスが取り入れ始めたばかりのミッドシップレイアウトをいち早く導入したが、
親会社の同意がない細々とした作業だったため1号車が完成したのは2年後の'66年とな。
しかも、予算不足のため走行テストは休日のみの条件下で行われ1年間での進展は少なかったそうだ。
そして運命の'67年。グループ6スポーツプロトタイプの最大排気量を3Lに制限するというレギュレーション変更により、
5LのXJ13は参戦不可能に。25台の量産規定をクリアし、グループ4のホモロゲ取得での参戦可となる道も残されていたが、
当時のジャガーにXJ13の量産化など望むべくもなかった。
こうしてXJ13は開発中止となり1度もレースに出場せずに終わったのであった。
その後、'72年Eタイプ・シリーズⅢに搭載されるV12エンジンのプロモーションフィルムを撮影するために駆り出された際、
3年以上放置されていたことが祟り、テストセンターの高速周回路のバンクを走行中にリアホイールが破損、
そのまま大クラッシュしてしまったのである。(ネット上に写真あり。原型とどめず)
画像車はジャガー開発陣の手によって、2年後にオリジナルの図面や治具、型を用いて正確に再現された1台だそうな。
(グッドウッドフェスティバル・オブ・スピードでの走行場面。実物見たいよ〜)
オリジナルは存在しないし(再現車でも1台のみ)、レースにも出場していないのにレプリカが多数存在するのは
ユニーク(唯一無二)かつ“非常に美しいマシン”であるからに他ならないと、俺は大確信するのである。

い、いかん。ランチアスレが立ってしまった。あせっ。(しかもスターター廻して来ちゃったし・・・)
フルヴィアクーペ(>>136)とほぼ同時の'65年にラインナップ追加のスポルト。
ザガート製ボディをまとい当初はお得意のアルミ製だったが、後にスチールに変えられている。
エンジンは1.3、1.3S、1.6が積まれたが、高い空力性能とファイナルレシオにより
相当するクーペより早い最高速が発表されていた。
生産終了72年までに7000台以上が造られ、ザガートにとって一番多い生産台数を記録したとな。
尚、画像車も少し開いてるが、室内換気補助のため走行中に電動でリアハッチをわずかに開閉する珍しい機構を有しておった。
因みにオリジナルは角型H/Lで、おそらくオーバーフェンダーもノンオリジナルだと思うな。
個人的には、ユニークではあるがメッキがやや過剰なオリジナルよりこっちの顔の方がちょっとイイ。
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ところで、思い入れが激しすぎて正当な判断が下せないんだが、
ヘッドランプ周囲の隙間が不均一なはこれで良いのだろうか?
通常は隙間パーツを入れてクオリティ感を維持しようと考えるものだが、
それ無しでこの形に踏み切ったのは大英断なのか、はたまた単なるぶっきら棒なのか?
(仮に均一隙間のデザインだと格好悪いのは俺でも判るが・・・)
気にならない人にはどうでも良かろうが、現代の製品作りでは考えられない処理である。
因みに画像車は、輸出仕様のZ600coupeと呼ばれるN360(600)ベースの初期型空冷モデルかと。
でも、こんなマイクロカーをボンネビル・ソルト・フラッツ(塩の平原)に持ち込んで何をしてるんだろう?

戦前に存在したドラージュ、ドゥラエ(>>68)などの高級フランス車ブランドを復活させるべく
'54年にジャン・ダニノスが興したファセル・ベガ。
当初は100%フランス製を目指してエンジンも自製していたが、このクルマはクライスラー製V8(6.3L)を搭載。
'64年にダニノスの夢は潰えたが、ファセル・ベガは10年で約3000台が生産され、大半が北米中心に海外へ輸出されたとか。
ファセル・ベガのクルマはどれも縦型ヘッドランプで、グランドツアラーらしい伸びやかなスタイルが特徴。
特に高級家具を手掛けていたという同社ならではのインテリアデザインが、個性的かつ高い質感に彩られていて素晴らしいぞ。
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ペーサーは'75年登場なんだが、個人的にかなりインパクトがあったな。
保守的な国産小型車に対しこの斬新なデザインに圧倒され、「小型車でもアメリカやるじゃん」と思ったわい。
ただし、AMCの経営悪化やクルマそのものの品質に問題があったようで、後が続かなかったのが残念だったかな。
ところで、後で知ったことなんだが、スタイリングにおけるペーサーとポルシェ928との近似性は、
大先生のあのショーカーが源流であるという解説を読んで「ほ〜、なるほど」と
いろいろな意味で感心(+尊敬)したもんである。
↓大先生のあのショーカー
http://bbs44.meiwasuisan.com/bbs/bin/read/car/1326722308/15...

有名なゴールドピンストライプはないが、サイドシルがシルバーな事などから
3世代めのツインカム(TC)ではなく、その次で最終型'72年のスペシャルと思われる。
>>105でリンクを貼ったのだから必要ないと思われましょうが、投稿者の異常な愛情表現として御容赦願いたい。
スペシャルはTCのノーマル・エラン用DOHCエンジンのウェーバーキャブ2基(105ps)から
エラン・スプリント用ビックバルブ・ユニットのデロルトキャブ2基DOHC(126ps)+5速ミッションに換装されている。
っていうのは俺にはどうでもよくて、S1,2よりこっちの方がデザインバランスが良く格好イイと思うので、再度貼りたかっただけなのだ。
ただし、S1の固定式3次曲面サイドウインドウのイメージを踏襲するために、
上下動する2次曲面ウインドウで近似外観を表現しようとしたウインドウ上辺の
下に弛んだ(マイナスRの)ラインはどう見てもおかしいと思うな。
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↓単なる俺の思い込み
http://bbs44.meiwasuisan.com/bbs/bin/read/car/1331111099/16...
因みに、初期グリフォA3Cのドア前部エアアウトレットは同じく大先生の
アルファロメオ・カングーロのそれに酷似する。

実はネットを始めるまでは、ランチェロやエルカミーノなるピックアップは知らなかったんだが、
最初にこの画像タイプに出会って衝撃を受けたんである。
「なんとも顔と胴体がちぐはぐな!」と。
この世代はFord LTD II(7代目サンダーバードの兄弟車)がベースで400cu.in.(6.6L)V8のビッグブロックを搭載。
当時ライトトラックに対する排ガスや燃費の規制が強まったとかで、この代で終了となったようだが、
実際のところは、このちぐはぐさが仇になって一般人に嫌われたんじゃなかろうか?
だが、今見るとそれゆえに乗用車ベースピックアップで一番個性的+クールな出で立ちであると、俺は感じるんである。

後にボルボに吸収される事となるダフのクーペで、
オリジナルは、後継66と同様にミケロッティのデザインだ。
画像車の詳細が不明なんだが、この個体はOldsmobileのV8を押し込んだ物のようで、
左はグッドウッドフェスティバルでの一場面。
可愛いウサギが獰猛に変貌したって感じが楽しいな。
参考:DAF 66 Coupe
http://bbs44.meiwasuisan.com/bbs/bin/read/car/1331111099/41...

左は'65年ル・マンにMGワークスで出場し、904/4GTSに次ぐクラス2位、総合でも11位に輝いたクルマ "DRX 255 C"そのものである。
ノーマルより若干排気量UPの1801ccだが、パワーは95hpから130hpまで増強され、レース専用のギアボックスによって
ミュルサンヌで最高速224km/hを記録したそうな。(ただし、画像車にはないル・マン用空力ノーズが付いていた)
また、ワークスMGBは天井の膨らんだハードトップ装備が標準だったようだが、それと拡大燃料タンクによる重量増を埋め合わせるため
ボンネットやFフェンダー、ドアパネル、トランクリッドはアルミとされて軽量化が図られておるんだと。
この"DRX 255 C"は超絶グッドコンディションらしく、今なお現役でレースに参加しているそうな。

レーシングドライバーであったアレッサンドロ・デ・トマゾがレース経験を活かし、'65年に初めて世に出したロードカー。
「バレルンガ」とはローマ近郊のサーキット名で、英国フォード製1.5L4気筒をミッドに搭載。
FRP製ボディはフィッソーレのデザインでギアがコーチワークを担当し、車重は720kgに抑えられていたとな。
当時は希少なライトウエイトMRスポーツであったが、比較的高価な上にあまりにもスパルタンな性格もあって約50台しか生産されなかったらしい。
しかし、ここで培ったフォードやギアとの関係を軸に前出マングスタ(>>98)が生まれたのである。

WWⅡ時に連合軍として共に戦った米軍のジープ(>>254)に触発され、戦後ローバー・モーター社が開発したオフロード四駆。
'48年に登場し、耐腐食性と応急処置が容易ということでボディパネルは総アルミ製とされている。
尚、画像車のようにヘッドランプがグリル側に付くのではなく、フェンダー側前端に付くのはシリーズ2A('61年)以降のモデル。
消耗品と割り切った米ジープに対し、衰退前('70年代以前)のローバー作品らしくクォリティー、耐久性共に高水準であり、
現役で使われているのは珍しくない光景なのだそうな。
ところで、単なる生産効率やメンテナンスのし易さから生まれた機能主義的形態なのかも知れないが、米ジープのそれに対し、
何となく英国らしい「品性」を感じてしまうのは、俺のメガネがネジ曲がってるせいなのかな?

↓以前に言ったこと。
http://bbs44.meiwasuisan.com/bbs/bin/read/car/1331111099/18...
どこが「デザイン不在」やねん!
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史上最もユニークな量産車とも言われる'35年発売チェコのタトラ77A 。普通のクラシックカーにしか見えないかも知れないが、
ベース77は'34年発表で、古典的スタイルの>>102のジャガーSSより前に出現している。
特出すべきはその空力設計で、徹底的な流線型を基調とし、45度に傾斜したフロントウインドウや、曲面ガラス製造が叶わないため
フロントウインドウ両サイドの斜めウインドウ設置やリアホイールカバー、リア垂直安定板ををわざわざ設けるなどの細かな処理の積み重ねで、
空気抵抗係数は何と0.21なのだそうな。
何でこんな凝った事をやったのかというと、設計者のパウル・ヤーライという人が航空機設計技師だったからである。
空気の存在無くしては空を飛べない飛行機と常に向き合う彼にとって、
当時の(>>81ジャガーのような)空気の存在を無視したクルマの形態に我慢がならなかったらしい。
因みに、3Lの空冷V8をリアに搭載しており、個性的な3個ヘッドランプはステアリングに連動するんだそうな。
俺的には上記特徴の他に、間延びしているかの様な長〜いプロポーションがユニークで魅力なんだわい。

59年発表のレース専用モデルとしてホイールベースを短縮したベルリネッタ(箱型車)。
(SWB=ショート・ホイールベース・ベルリネッタの略)
有名な250GTOは、このエボリューション・モデル(改良進化型)として開発されたもの。
尚、SWBは61年から市販モデルも発売されている。
デザインは、このモデルあたりから関係が強まったピニンファリーナだが、
製作のほとんどはスカリエッティが担当している。
余談であり、まったくの個人的嗜好に過ぎないが、同じピニンでも後継275GTBはちょっと太りぎみで
250GT SWBの締まった感じが失われて(何か山椒魚っぽくて)、あまり好きではないんだな。
因みに、>>104で言及した“デイトナ”のオリジナル丸型4灯固定H/Lとは、隣にいる黄色のクルマがそれである。

1962年に新しい250GTOのオーダーを受け付けてもらえなかったジョヴァンニ・ヴォルピ伯爵が、
上の250GT・SWBをベースにとある技師に「250GTOに勝てるマシンを」と作らせた1台限りのレーサー。
とある技師とは250GT・SWBの設計に深く関与し、そのエボリューション・モデル250GTOを設計しながら、
エンツォとの確執からフェラーリを去ったジョット・ビッザリーニ技師その人。
(>>303やISO・Grifo、ATS2500GTの設計者ね)
ルーフを水平にテールまで伸ばし垂直にカットするカムテール理論を強く反映した空力ボディが大きな特徴で、
その奇抜なスタイルから“Breadvan”(ブレッドバン)=「パン屋さんのバン」と英国人からあだ名されたとな。
目覚しい戦績はなかったようだが、ル・マン24時間(トランスミッションのトラブルでリタイア)他様々なレースに出場したらしい。
実際は単なる改造車ともとれるのだが、フェラーリ・クラシケ部門から歴史的価値のあるクルマであることを認める「証明書」を授かったそうである。
(ただし、厳密に規定されている「フェラーリ鑑定基準」を満たすまではいかないらしい)
因みに画像の赤いのは全て250のようで、左からカルフォルニアSWB、LM、GTO(64)で、緑は400か412、その前の青っぽいのはLussoじゃないかな?
一番奥のシルバーはちょっと判らないや。

>>105でリンク貼ってるし>>230の横にも写ってるんだが、これまた投稿者の趣味として我慢願いたい。
'65年登場の16(セーズ)は4(キャトル)の設計を引き継ぐFF中型大衆車で、サイズの割には広い室内と
7通りにアレンジできるシート機構、バンの様にも使えるハッチバックで現代のMPVの先駆け的存在。
'65年の欧州カー・オブ・ザ・イヤーも受賞している。
ドーフィンや8、14などとは異なり、コレにはゴルディーニ仕様などの尖がったタイプも無いんだが、
フランス中産階級向けとして、素朴ではあるが誠実で素直な造形を美しく表現したデザインが素晴らしい。
特にリアが出色で、リアクウォーターピラーのフィンは後のジウジアーロ大先生作のゴルフや特にパサートのそれに
多大なる影響を与えていると勝手に思い込んでいる俺である。
ところで、同社の最新メガーヌはかなり攻撃的で“戦隊”入っているが、この頃の優しい気持ちも忘れないで欲しいと思うのである。

前年('69)に発表されたイゾ・リボルタ・レーレと同じガンディーニ師匠のデザイン。・・・てのは有名だな。
68年のフィアット128クーペ(ショーカー)からレーレ、ハラマと繋ぎ、74年のイノチェンティ・ミニ90/120(デ・トマゾで有名なやつ)まで続く
師匠のこだわりの2BOX形態である。
デビュー時の350GTはエンジン冷却に問題があったようで、ノーズに開く多数の穴はその解決策だったのだろう。
因みにボンネット中央に大きなインテイクが付くタイプは72年に追加された高性能版のGTSである。
参考
Iso Rivolta Lele
http://bbs44.meiwasuisan.com/bbs/bin/read/car/1345117123/34...
Innocenti Mini De Tomaso
http://bbs44.meiwasuisan.com/bbs/bin/read/car/1331111099/24...

'56年を最後にワークス活動を停止していたジャガーがプライベーター向けに販売していたレーシングカー。
一応メインの“ライトウエイト”についてさっき調べた事をおおまかに記してみる。
'62年当時進撃著しかったフェラーリ250GTOに対抗すべくボディパネルをアルミ化して軽量化したもので、
エンジンはノーマルEのプロトタイプ(E1AとE2A)で試していたアルミシリンダーブロックの
V6,3.8Lで300psを発生、合計12台製作されたという。
外観は画像の屋根がボディとつながったモデファイドクーペタイプと
ハードトップを被せたフィックスドクーペタイプの2種があるみたい。
C,Dタイプのようにメジャーじゃないことから判るように目覚しい戦績は残せなかったようである。
尚、冒頭で「一応」と記したのは、この画像のキャプションが“Semi-Lightweight”となっているから。
見た目が一緒でボディが鋼製の“セミライトウエイト”が2台存在するらしく、
これがそれなのか、ノーズのナンバー(5497WK)で調べたんだが、
結局よく判らんかったんである。
因みに、俺が勝手に思っているノーマルと上記2つのレーシングEタイプとの見分けポイントは
前輪後ろ三角形の整流版(?)の有る無しだったりする。。
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↓ほぼ半年前に言った事
http://bbs44.meiwasuisan.com/bbs/bin/read/car/1345117123/48...
今回は、せめてウーズレーにしようと探したんだけれど・・・

'70〜74年に2度ドライバーズチャンピオンを獲得したロータス72。
こちらは73年型のJPSカラーが眩しい72Eで、エマーソン・フィッティパルディと
ロニー・ピーターソンがドライブしたタイプ。
メイン部分は72Cと共通だが、前後ウイング形状とインダクションポッド、
そしてメインボディとスムーズに繋がったサイドのラジエーターカバー(サイドポンツーン?)
などの形状が異なっている。
なにより、カラーリングが全く違うので印象が随分ちがうのだ。
前述の模型メーカーのエブロから最近1/20でCとEが発売されたんだが、
他にタミヤとハセガワがまさかのバッティングのロータス79をはじめ、312T2
さらには、たった1戦しか走らなかったがビックリメカ装備のブラバムBT46Bなど 、
最近はこういったヒストリック系のF1プラ模型がプチフィーバー状態である。
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御存知ドゥーシボーの初期型。'60年以降の小さいフロントグリルや'65年以降の6ライトウインドウなどと異なり、
でっかいグリルと太いCピラーが今時の流行にあってるところが面白い。
画像車は'56年11月に'57モデルとして追加されたAZLというタイプで、最初期型の375cc、9psから425cc、12psにアップされている。
ノーマルとの外観上の違いはサイドシルやドアのショルダー部、ボンネットセンターにアルミ製のストリップが付くこと。
前にも言ってるが、映画「カリオストロの城」クラリス嬢が逃亡の際に使用したクルマである。
↓1stルパンや「カリオストロの城」のクルマ達
http://bbs44.meiwasuisan.com/bbs/bin/read/car/1331111099/30...
http://bbs44.meiwasuisan.com/bbs/bin/read/car/1331111099/30...
http://bbs44.meiwasuisan.com/bbs/bin/read/car/1331111099/30... (AZって記してあるがAZLの間違い)
http://bbs44.meiwasuisan.com/bbs/bin/read/car/1331111099/31...
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当時、三菱唯一のツインカム車で'70年登場だが、排ガス規制のため'73年には販売終了した希少車。
後の2000GSRはオーバーフェンダーやエアダムスカートで武装しMRと同等の最高出力を搾り出していたが、
いかんせんSOHCなんで何かパッとしない感じだった。
やっぱGTOっていったらこのMRっしょ。
調べたら画像車は以下の個体だった。
http://www.mitsubishi-motors.co.jp/special/10year100kkm/story19.h...
気を使ってナンバー消したんだが、必要なかったかな?
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