>>91 自分の考えがうまくまとめられるか分からないが、とりあえず極論として述べてみる。(勉強不足の技術系は外して)
1)デザイン情報が瞬時に行き渡る現代では、優れたデザインはイタリア人もしくはカロッツェリアだけから生まれるわけでは
無くなってしまっている。また、デザイン教育もイタリア(と米、英)優位ではすでにない。
2)現代の製品は社外秘の新技術とリンクしているため外部デザイナーを使いにくい事もあり、社内のデザインスタッフを
世界各国の優秀な人材で強化している。
3)単純に4つのタイヤの上に構築する大枠のデザインパターン(スタイリングやレイアウト、性能と快適性の相反する要素の割合など)が
概ね出尽くされてしまっている。(←暴言かも知れんが)
以上のことから、昔のような一人のスーパースターが見た事もないような凄いデザインを発表する時代では無いのではないかなと。
EVなどの新しいパワートレインで違うデザインの可能性はあるかもしれないが、それとて2)の項目に当てはまる。
つまるところ、イタリア人の才能が低下した訳ではなく、(この話に限らないが)デザイン界が世界的に平均化しているだけだと思う。
そして、近年イタリアのカロッツェリア発の製品がかなり少なくなってきていることもまた事実である。
その流れ(?)の中で、カーデザイン界の旗手イタル・デザインはVWグループの傘下に入った。
CG誌のインタビューで総裁ジウジアーロ氏は以下のように答えておられた。
「多数の従業員の生活を守るための選択です。」
(↑おかしな点もあろうが、暖かい心で読んでくれ)
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