昭和レトロ車

ルーチェ・ロータリー・クーペ

1969(昭和44)年>>33セダン（レシプロ車）に後から追加されたクーペで、こちらは13A型ロータリーを搭載したマツダ初のFF車。
ボディはセダンとの共通パネルは無く、美しさなら当時ピカイチ。 原型をベルトーネが製作したというデザインは、おそらくセダンと同様にジウジアーロ氏が手掛けた物であろう。
（後任のガンディーニ氏という話はないし、ベルトーネ退社後に発表されたモデルは、ジウジアーロ氏が自分の作品だと言ってはいけない契約になっている）
だがこの時代は、美しさよりもアメ車的なギラギラとした豪華さや押し出しの強いデザインが喜ばれた時代で、
145～175万円とズバ抜けた高価格（>>89ファミリア REクーペは60～66.5万円）という事もあり、約3年間で生産数がたったの976台。いわば隠れた逸品である。

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